アパート・マンションの屋根塗装【ディプロマット】でカバー工法｜つくば市の塗装屋さん【石井建装】

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アパートやマンションのメンテナンスは、住民の生活に直結する非常に重要な作業だということを忘れてはいけません。すでに多くの地域で梅雨入りしていますが、しっかりとメンテナンスができていない建物は「トラブルが発生している」ということを知っていてください。

そのトラブルが、大きな被害となっている場合もあります。被害が出るような建物ですと、次第に住民が離れてしまうでしょう。

アパートの屋根材には「ディプロマット」と呼ばれるものがあるのですが、これが意外と人気を呼んでいます。

今回のお役立ちコラムでは「ディプロマットという屋根材」についてご紹介したいと思います。

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ディプロマットとは

ディプロマットと呼ばれる屋根材は、あくまでも商品名であって会社名ではありません。屋根材を調べていると幾つか目にすると思いますが、アメリカの「株式会社ディートレーディング」が取り扱っている屋根材のひとつが「ディプロマット（ディプロマットスター）」というもので、ディーズルーフィングの中の1種類です。

• ディプロマットスター
• エコグラーニ
• クラシックスタイル
• ローマン
• メリッサ

ディーズルーフィングにはこの5種類があり、比較的シンプルな屋根材として扱われているのがディプロマットになります。

• カフェ
• テラコッタ
• オニキス
• エバーグリー

この4色が用意されており、見た目の美しさが人気を呼んでいます。

屋根材の構造は、一般的な金属屋根材の上に石粒層とトップコートで保護しているタイプです。

• ベーススチール
• ジンカリウム耐食皮膜層
• サービスコート
• ジンカリウムメッキ層
• プライマー処理層
• ベースコート
• 石粒層
• トップコート

通常の金属屋根材にある「音問題」を解決できる金属屋根材なので、アパートの屋根に使用することで住民満足度がアップします。

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仕様

一般的な金属屋根材は「ガルバリウム鋼板」で作られていますが、ディプロマットは「ジンカリウム鋼板」というメッキの成分が若干異なる金属を使用しています。

材質	ジンカリウム鋼板0.39mm（自然石粒仕上げ）
寸法（mm）	1,350 × 405
働き寸法（mm）	1,300 × 362
1枚あたりの重量	2.54kg
1m2あたりの枚数	2.13枚
施工可能な屋根の範囲	2.5寸勾配以上
カラーバリエーション	4色（テラコッタ・カフェ・エバーグリーン・オニキス）
役物	標準GL鋼板役物仕様同質役物仕様

（引用：株式会社ディートレーディング）

ディプロマットに使用されているジンカリウム鋼板の耐久性の高さと、アルミニウムと亜鉛による犠牲防食によってロングライフ性能を発揮してくれるのが大きな特徴です。

ディプロマットのメリット

ディプロマットを使用するメリットをいくつかご紹介しましょう。他にも多くの金属屋根材があるにもかかわらず、アパートの屋根にディプロマットを使用するおすすめポイントを知っておけば、納得した状態で屋根材を選ぶことができるでしょう。

軽量

ディプロマットに使用されているジンカリウム鋼板は、1m²あたり6kgという軽量な屋根材になります。同じ1m²で考えた場合、ジンカリウム鋼板よりも軽いのはトタンの5kgだけで、アスファルトシングルは13kg、平板スレートは21kg、瓦に至っては50kgほどという重さになってしまうので、耐震性が悪くなってしまうのです。

軽量な屋根材は、建物の耐震性能をアップさせるための大きな要素となるため、耐久性の高い軽量屋根材はそれだけで大きな価値を持っていると言えるでしょう。しかも、日本は地震大国なので、この特徴は嬉しいポイントです。

風に強い

軽量な屋根材は吹き飛ばされやすいのですが、ディプロマットは「インターロッキング工法」という特殊な固定方法を採用しているため、風速60m/sという暴風状態でも安定して設置しておくことができます。

軽量屋根材でも安心できる屋根材は、台風の通り道になりやすい日本では重宝します。

断熱性

金属屋根材は、基本的に熱伝導率が高いため、断熱という点ではあまり効果を期待できません。カバー工法によって断熱層を作ることは得意ですが、直接の屋根材にした場合には断熱材を内蔵しているタイプを採用しないと、屋根裏空間が非常に高温になってしまうでしょう。

しかし、ディプロマットには表面に石粒層があるため、断熱性を期待することができます。ここで使用されている石粒は、基本的に「セラミック製」なのでそもそも断熱性能に優れています。

遮音性

金属屋根はどうしても特有の音が出てしまいます。表面に落ちる雨粒は、必ず金属音を出してしまうでしょう。しかし、表面に石粒を配置したディプロマットでは、この金属屋根特有の雨音を解消することができるのです。

石粒層が音を掻き消すのもありますが、その石粒がそれぞれ断熱層として音を遮る効果も期待できるので、遮音性として効果を発揮してくれます。

耐久性

ディプロマットは多層構造になっているため、基本的な耐久性の高さが魅力の屋根材です。

• ベーススチール
• ジンカリウム耐食皮膜層
• サービスコート
• ジンカリウムメッキ層
• プライマー処理層
• ベースコート
• 粒層
• トップコート

極端な話ですが、トップコートからジンカリウム耐食皮膜層までの7層全てが保護皮膜になっています。そのため、ベーススチールが侵食されることがほとんどないのです。

美観維持

ディプロマットの製品保証は、なんと「30年保証」という超長期間保証です。この保証期間を持たせられる理由には、石粒層の着色方法に「釉薬」を使用していることが挙げられるでしょう。

焼き物がいつまでも変わらぬ色味を発揮できるのと同じ方法で着色しているので、品質が大幅に変化しづらい材料になっているのです。

経年劣化により石粒が剥がれてしまうという不具合は発生しますが、このようなトラブルが発生しづらい作りになっているのもディプロマットのおすすめポイントになります。

意匠による滑り止め

ディプロマットの石粒層は、そのザラザラ感が滑り止めの効果を発揮してくれます。そのため、雪止めを設置しなくても滑落の心配がなくなるので、見た目が美しい状態の屋根が実現できるのは大きな魅力と言えるでしょう。

雪止めが点在していると、どうしても見た目が野暮ったくなってしまうので、美しさが半減してしまいます。

様々なリフォームに対応

葺き替えでもカバー工法でも、ディプロマットは対応可能です。そして、ディーズルーフィングのディプロマットには、専用の太陽パネル設置方法が存在するため、屋根材に穴を開ける必要もありません。

そのため、他の屋根材に比べて、ソーラー発電に関しては雨漏りリスクを抑えられるのも大きなポイントと言えるでしょう。

ディプロマットのデメリット

多くのメリットを持っているディプロマットも、2つだけデメリットが存在します。全ての屋根に使用できるわけではないので、ここだけは十分注意してください。

カラーバリエーションの少なさ

ディプロマットに用意されているのはたった4色なので、さまざまな色を選びたいという方には向きません。屋根塗装をするというのも一つの方法ですが、基本的に「耐用年数50年」を公称している屋根材であり、保証期間も30年というロングライフ性を持っていることから、わざわざ色を塗り替えるという方はほとんどいません。

対応できる勾配

残念ながら、ディプロマットには設置できる勾配に条件があります。「2.5寸以上の勾配」がないと設置できず、勾配が緩い屋根には設置できません。これは、石粒層による摩擦係数の高さや、パネルの設計が理由になっています。

単純な話ですが、摩擦係数が高い屋根材をほぼ勾配がない状態で設置してしまうと、降雪時に雪を落とすことができず、建物に重量がかかってしまうようになってしまうのです。耐震性が落ちることも考えられますが、そのまま圧壊する可能性もあるので、重さがかかりすぎてしまう可能性がある2.5寸以下の勾配の屋根には設置できないとしているのです。

アパートにおすすめできるポイント

アパートの屋根のメンテナンス時にディプロマットをおすすめする理由は、以下の4つが大きな理由になっています。

• インターロッキング工法
• 30年保証
• 雨音防止
• 遮熱性

ディプロマットは軽量屋根材なので、確実な固定によって吹き飛ばないという条件が必要になります。インターロッキング工法によって、確実な設置ができるので雨漏りの心配も抑えられるのは大きなメリットです。

石粒層による雨音防止や、セラミック製の石粒による遮音性も、アパートの住民には大きな快適性アップのポイントとなることを覚えておきましょう。賃貸物件の場合、音というのは大きなストレスになってきます。それを少しでも抑えられる屋根材は非常に魅力的です。

これらの特性を長期間保証してくれる。株式会社ディートレーディングの懐の深さも、アパートオーナーとしては大きな魅力となるのではないでしょうか。安心の30年保証が付与される上に、屋根材の耐用年数は50年という、何度もメンテナンスせずにいられるのは、ランニングコスト的にも大きな魅力です。

石井建装で叶える住民満足度向上のための屋根塗装

アパートやマンションのメンテナンスにおいて、屋根材の選定は住民の快適な生活を支える重要な要素です。特に、ディプロマットは耐久性、軽量性、断熱性、遮音性に優れており、長期的なメリットを提供します。ディーズルーフィングのディプロマットスターを採用することで、以下の効果を期待できます。

まず、ディプロマットは軽量でありながら、強風にも強いインターロッキング工法を採用しているため、台風などの暴風雨でも安心です。さらに、石粒層が雨音を吸収し、住民のストレスを軽減します。断熱性にも優れており、夏の暑さを軽減し、冬の寒さも和らげるため、快適な室内環境を提供します。

ディプロマットの最大の魅力は、その長寿命です。メーカーの30年保証に加え、耐用年数は50年にも及び、メンテナンスコストを大幅に削減できます。アパートオーナーとしては、ランニングコストを抑えつつ、住民の満足度を高めることが可能です。

また、ディプロマットは美観を長期間維持できるため、建物の資産価値も向上します。色の変化が少なく、耐久性のある釉薬での着色により、屋根が常に美しい状態を保てます。

石井建装では、アパートやマンションのオーナー様に最適な屋根塗装プランをご提案いたします。お問い合わせフォーム、メール、電話でのご相談、またはショールームへのご来店をお待ちしております。ぜひ、次回のメンテナンス時には、ディーズルーフィングのディプロマットスターをご検討ください。

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