マンションの外壁塗装の仕上がりは【業務用高圧洗浄機】が鍵を握っている｜つくば市の塗装屋さん【石井建装】

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代表取締役の石井です！

いきなりですが問題です！

マンションのメンテナンスで「外壁塗装」をする際、最も重要な工程は次のどの工程でしょうか？

• ①高圧洗浄
• ②下塗り
• ③上塗り

最終的な仕上げ工程は「上塗り」になるので、当然最終工程である上塗りが重要だと思うかもしれませんが、実は最も重要なのは「①高圧洗浄」なんです。

高圧洗浄が十分でなかった場合、全ての工程が台無しになってしまいます。つまり、高圧洗浄の出来次第で全てが決まるというわけです。

そこまで重要な工程とは思えませんよね？

普通に考えればただの「掃除」です。しかし、その掃除が圧倒的に仕上がりを左右するということを覚えておきましょう。

今回のお役立ちコラムでは「業務用高圧洗浄機が外壁塗装の鍵を握っている」ということをご紹介したいと思います。

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外壁塗装の工程について

まずは、外壁塗装の工程を簡単にご紹介したいと思います。高圧洗浄という工程が「どんな役割を果たしているのか」についても触れてみてください。

高圧洗浄

外壁塗装をする上で、最初に行わなければならないのが「高圧洗浄」です。外壁に付着している汚れを落とす工程ですが、実際には汚れだけを落としているわけではありません。実は、旧塗膜やサビの大部分を落としている工程になるため、外壁を丸裸にするために必要な工程だということを覚えておきましょう。

高圧洗浄という名前から、家庭用高圧洗浄機で汚れを洗い流しているような感覚でいるかもしれませんが、その認識は「かなり弱い」イメージになっているはずです。

最も強力な圧力で水を出したとしても、家庭用高圧洗浄機では十分な圧力を長時間維持することはできません。瞬間的には15MPa程度の圧力を発揮できるかもしれませんが、10秒以上その圧力を維持することは構造上難しいのです。

そのため、業務用高圧洗浄機が必要になってきます。

業務用高圧洗浄機は、50〜100MPa程度の圧力を常用として発揮することができるため、家庭用高圧洗浄機のMaxパワーはまだまだ序の口というほど、安定して高出力での洗浄ができるのです。

旧塗膜を洗い流し、錆を剥がし、塗装工程を行うための下準備をするために行うのが高圧洗浄だということを覚えておきましょう。

ケレン作業

高圧洗浄によってほとんどの汚れは飛ばされますが、部分的に強固な錆や汚れの付着がある場合もあります。これを丁寧に手作業で取り除くのが「ケレン作業」です。ヤスリがけを行うことで素地調整を行うので、根が深い汚れや不具合もしっかりと取り除くことができるのです。

「ほとんどの汚れが高圧洗浄で落ちているのであれば、多少汚れが残っているくらいで仕上がりが変わるものではないだろう？」

実は、大きく変わります。ほんの少しの錆があることで、塗料の密着性が部分的に悪くなってしまいます。その結果、密着不良を起こした部分から塗膜剥離を起こす可能性があるのです。

確かに「必ず剥がれるわけではない」かもしれません。しかし、その剥離の可能性が0.1％でもあるのであれば、それを0％にするのがプロの仕事です。ケレン作業でしっかりと残置された汚れを除去することで、問題が発生する可能性を排除しているということを覚えておきましょう。

下地処理

高圧洗浄とケレン作業によって、外壁面にあった汚れや錆などの不具合は完全に排除されました。しかし、この状態で塗装をかけたとしても、滑らかな仕上がりにはなりません。

確かに汚れが落ちているので、塗装することは可能です。きっと剥離もしないでしょう。しかし、滑らかな塗装を行うには「平らで隙間のない壁面」である必要があるわけです。

高圧洗浄によって無理矢理表面を剥がされた状態は、カサブタを剥がしたような状態です。無理矢理剥がせば、余計な怪我も広がってしまうでしょう。今、外壁面はそんな状態になっているのです。

さらに、元々あったひび割れも残っています。これらをしっかりと丁寧に補修することで、平らな外壁面を取り戻さなければならないのです。

下地処理では、ひび割れに微弾性の補修材を詰め込んだり、えぐれてしまった外壁面をモルタルで補修したりという対処をしていきます。つまり、外壁塗装を施すための外壁面の補修です。これをしなければ、ボコボコな状態で塗装をしなければならないのです。

下塗り

下地処理も終わったので、いざ塗装をしましょう！とはいきません。塗料によっては、いきなり塗装を施すこともできるのですが、一般的な塗料は「下塗り」を施してから本番の色塗りをしていくのです。

この下塗りとは、塗料がしっかりと外壁面に密着するために必要な工程で、性質的には「両面テープ」のような役割を担っているということを覚えておいてください。

外壁面は、下地処理によって「全ての場所が同じ素材ではない」可能性があります。モルタル補修を行っていたり、複数の補修材を盛り上げられていたりという状態です。つまり「同じ摩擦係数ではない」状態になっているため、このまま塗料を塗り上げてしまうと、密着力が均一にならない可能性が出てきます。

その結果、密着力が弱い部分が剥離しやすくなってしまう可能性が出てくるわけですね。

下塗りによって塗装面の密着性を均一にすることで、この後行われる「中塗り・上塗り」という本塗りの工程が確実なものになるというわけです。

中塗り・上塗り

外壁塗装の最終段階である「中塗り・上塗り」では、塗料の機能性付与や配色を行います。

• 超低汚染性能
• 遮熱性能
• 光触媒

塗料に求められる多くの機能が、この工程で外壁に付与されるわけです。

ここまでの工程全てが、この「中塗り・上塗り」工程のためのお膳立てになります。つまり、最終工程を最高の状態で仕上げるには「前段階が非常に重要だ」ということを理解しておきましょう。

もちろん、最終の塗装工程も重要ではあります。しかし、上塗り工程の仕上がりをより良い状態に仕上げるには、外壁面の準備ができていなければいけません。その準備段階の始まりが「高圧洗浄」だということを忘れないでください。

高圧洗浄が十分でなければ、その後のケレン作業も下地処理もうまく進みません。

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家庭用高圧洗浄機と業務用高圧洗浄機の違い

家庭用高圧洗浄機と、業務用高圧洗浄機では、圧倒的な性能差があるということをしっかりと理解しておきましょう。これは、明らかに別物です。

なぜこんなことをお伝えするかというと、ご依頼者様の中に「自分で洗っておくから、洗浄費用を引いてくれ」というような無茶振りをされる方がいらっしゃるからなのです。

工事全ての工程に対して「責任」を負っているため、どこかひとつの工程を他の方に任せるということはできません。ましてや、一番重要である高圧洗浄の工程を人任せにしたとしたら、安心して塗装すること自体ができないのです。

耐久性の差

一般的な家庭用高圧洗浄機の場合、構成されているパーツの多くが「プラスチック製」で、持ち運びの利便性を重視されています。また、使用時の圧力に耐えられる最低限の耐久性で作られているため、耐用年数的にも多くを期待することはできないのです。

一方、業務用高圧洗浄機の場合、圧力がかかる部分は確実に「真鍮製」であり、アタッチメントも簡易的な「抜き差し式」ではなく「ねじ込み式」を採用しています。もちろんコスト的に抑えるべき部分にはプラスチックを使用している場所もありますが、その際も「耐衝撃性プラスチック」のような耐久性の高い材料を使用しているのです。

定格使用時間の差

家庭用高圧洗浄機は、高頻度で使用されることを想定されていません。

・1回の使用は1時間以内・週1〜2回程度の頻度 （引用：ケルヒャー）

つまり、毎日使用するような条件で作られていないのです。そのため、構成部品に圧力がかかっている時間も長時間ではなく、業務用に比べると壊れやすい状態だと言えるのです。

業務用高圧洗浄機の場合、作業中は常に電源が入っており、圧力が各部にかかっていても壊れないように作られています。定格使用時間としては制限がないと言っても良いでしょう。

水圧・水量の差

家庭用高圧洗浄機の仕様について見てみましょう。

最大許容圧力：8〜12MPa最大吐出水量：330〜430L/h （引用：ケルヒャー）

一方、業務用高圧洗浄機は以下のようになっています。

常用吐出圧力：8〜100MPa最大許容圧力：11.5〜1,100MPa最大吐出水量：400〜1,320L/h （引用：ケルヒャー）

このようなデータからもわかるように、残念ながら家庭用高圧洗浄機では全く役に立たないのです。劣化している塗装が表面的に剥がせることはあるかもしれません。

しかし、実際の高圧洗浄では「下塗りや旧下地処理部分まで」しっかりと剥離していきたいので、確実なパワーが必要だということを覚えておきましょう。

水温の差

汚れは「高温の方が落ちる」というのは、一般にも知れ渡っています。しかし、家庭用高圧洗浄機には「温水設定がない」のです。一方、業務用高圧洗浄機は、冷水も温水も設定があるので、強固な汚れでもしっかりと剥がし切れるのです。

メンテナンス性の差

家庭用高圧洗浄機というのは、メンテナンスしながら使い続けるような設計になっていません。壊れたら買い直しです。業務用高圧洗浄機は誰にでもメンテナンスできる設計で作られており、アフターサービスも充実しています。

石井建装で高品質な外壁塗装を！

マンションの外壁塗装を美しく仕上げるためには、業務用高圧洗浄機による徹底した洗浄が鍵を握っています。高圧洗浄をおろそかにすると、その後の塗装工程に影響を及ぼし、最終的な仕上がりが損なわれることになります。

家庭用の高圧洗浄機では不十分なため、業務用の強力な高圧洗浄機を使用することが不可欠です。これにより、旧塗膜やサビをしっかりと除去し、塗料の密着性を高めることができます。さらに、ケレン作業や下地処理も丁寧に行うことで、滑らかな塗装面を実現します。

石井建装では、業務用高圧洗浄機を使用した徹底的な洗浄と、専門スタッフによる確実なケレン作業、下地処理を行い、最高の仕上がりをお約束します。ご相談やお問い合わせは、お問い合わせフォーム、メール、電話、またはショールームへの来店でお気軽にご連絡ください。つくば市でのマンション外壁塗装は、ぜひ石井建装にお任せください。