【取手市】サイディング外壁の主な劣化症状は7つ｜修復方法も解説

取手市、我孫子市、つくば市を中心に地域密着で外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理を承っております

プロタイムズ取手店・プロタイムズ我孫子店・プロタイムズつくば学園店/株式会社石井建装です！

代表取締役の石井です！

取手市でサイディング外壁を採用している方の中には、色褪せやひび割れ、カビの発生など、外壁の劣化が気になり始めている方も多いのではないでしょうか。そもそもサイディングは長持ちすると言われがちですが、実際には紫外線や雨風の影響を受け、意外と早期から劣化症状が現れる可能性があります。

もしそういった症状を放置すると、外壁内部に水が浸入してカビや腐食を引き起こし、結果的に雨漏りや建物の強度低下にまで発展する恐れがあります。特にサイディング材が浮いたり反ったりしているのを見過ごしてしまうと、そこから雨水が侵入しやすくなり、修理費用がさらに膨らむリスクが高まります。

適切なメンテナンスを施すことで、外壁の美観と機能性が回復し、建物を長期的に守ることが可能になります。早めの補修は工事費用を抑えるだけでなく、雨漏りやカビなどの二次被害から家族の健康を守る上でも大切なポイントです。

本コラムでは、サイディング外壁の代表的な劣化症状と修復方法のほか、メンテナンスを成功させるための基礎知識をお伝えしています。もし外壁の色褪せやチョーキングが気になるようであれば、早めに専門家へ相談し、最適な工法を検討してみてください。家を長く美しく保つための第一歩として、この記事をぜひご参考いただければ幸いです。

▼合わせて読みたい▼
【取手市】外壁塗装の費用相場は？見積り書で重要な10の項目も解説

サイディング外壁の主な劣化症状は7つ

サイディング外壁の主な劣化症状は7つです。各劣化症状の危険度は異なりますが、いずれかの劣化症状が確認できるなら、早めに修復・メンテナンスを行った方が良いでしょう。症状が軽い段階で行った方がサイディング外壁も長持ちしますし、費用を抑えられます。

サイディング外壁の劣化症状①色褪せ

サイディング外壁が色褪せている場合、美観を損ねるだけで無く、様々な機能を失いつつある証拠です。塗装やコーティングには防水・防カビなどの機能が備わっていますが、雨風や太陽光が原因で劣化していきます。雨風や太陽光の影響は避けられないため、経年劣化とも言えるでしょう。

どの程度で色褪せするかは環境や塗料・コーティングの種類にもよりますが、早ければ5年から8年程度で劣化します。色褪せを放置すると防水性や防カビ性などが失われていき、雨漏りや腐食を招きます。後述するひび割れや反り・浮き、爆裂・凍外などの原因にもなるでしょう。

単に色褪せているだけなら、外壁塗装だけで済む可能性が高いため、早めの修復・メンテナンスをオススメします。

サイディング外壁の劣化症状②チョーキング

チョーキングとはサイディング外壁に触れた際、白い粉がつく症状です。白い粉の正体は塗料に含まれる顔料が変質したものであり、様々な機能も失いつつあります。白い粉を洗い流しても、既に劣化した後なので根本的な解決にはなりません。

チョーキングは白い顔料を含む塗装で特に起こりやすいと言われていますが、チョーキングに強い塗料もあるため、メンテナンスの際には塗装業者に相談してみてください。

サイディング外壁の劣化症状③コーキングの劣化

サイディングの隙間には、緩衝材としてコーキング材が充填されていることもよくあります。コーキング材も雨風や太陽光の影響で経年劣化するとひびや剥がれを起こすため、注意が必要です。

コーキングの修理方法には、既存のコーキング材に重ねて充填する増し打ちと、古いコーキング材を除去して新しいコーキング材に交換する打ち替えという2種類の方法があります。増し打ちの方が安価ですが、打ち替えの方が耐久性は高く不具合も起きにくいため、打ち替えがオススメです。

ちなみに取手市では、コーキング材の劣化が軽度であっても、サイディング外壁の色褪せなどが原因で外壁塗装を施すなら、コーキング材の交換も同時に行うのが一般的となっています。別々に行うよりまとめていった方が人件費や足場代などが節約できるからです。

サイディング外壁の劣化症状④カビ・コケ

サイディング外壁の防水性が失われるとカビ・コケが発生しやすくなります。取手市の中でも河川に近いエリアは特にカビ・コケが発生しやすいため注意してください。カビ・コケは水分を含み、根を生やして繁殖するため、外壁が乾きにくくなり、腐食や雨漏りの原因となります。

カビ・コケは健康被害に発展する恐れもあり、呼吸器疾患やアレルギー体質の方が同居している場合は特に注意が必要です。またカビはマイコトキシンという毒素を吐き出します。マイコトキシンは人体にとって強い毒性を持つため、被害が出る前に除去・防カビを行いましょう。

サイディング外壁の劣化症状⑤ひび割れ

サイディング外壁にひび割れが発生する場合もあります。ひび割れの原因は様々で、経年劣化で起こる場合もあれば、地震や外部からの衝撃で発生することもあるでしょう。ひびが深い場合、ひびの隙間から雨水や汚れ、害虫が入り込み、腐食や雨漏りの原因となります。

ひび割れを早期発見できれば部分的な補修だけで済む場合も多いため、できるだけ早く業者に点検してもらった方が良いでしょう。

サイディング外壁の劣化症状⑥反り・浮き

サイディング外壁が既に防水性を失っており、水分の吸収と乾燥を繰り返すと、サイディングが反ったり浮いたりすることがあります。一度反り返ったサイディングは修復するのが難しく、軽度であれば再度固定するだけで済む場合もありますが、部分的な交換が必要になるかもしれません。

いずれにしても浮きや反りの隙間から雨水が入り込めば、外壁全体が急激に劣化したり、腐食や雨漏りの原因となるため、できるだけ早く補修する必要があるでしょう。

サイディング外壁の劣化症状⑦爆裂・凍害

サイディング外壁が水分を含み、その水分が冬期に凍ったり溶けたりを繰り返すとサイディング外壁が爆発したように欠けることがあります。寒冷地に多い症状なので、取手市で発生するケースは稀ですが、注意は必要です。爆裂・凍害が発生した場合、修復するのは難しく、交換が必要になる可能性の方が高いでしょう。

取手市におけるサイディング外壁の修復方法

取手市におけるサイディング外壁の主な修復方法は以下の3つです。もっとも安価で費用を抑えられるのは「部分的な補修と外壁塗装」なので、選べるなら「部分的な補修と外壁塗装」が良いでしょう。

部分的な補修と外壁塗装

色褪せや軽度のひび割れ、部分的な損傷や劣化なのであれば、部分的に補修をした上で外壁塗装を施せば、サイディング外壁の防水性や防カビ性などは復活します。外壁サイディングを全面交換するより安価なので、サイディング外壁が耐用年数に達するまでは、外壁塗装でメンテナンスすると良いでしょう。

サイディング外壁に最適な塗料の選び方

塗料の種類によって、耐用年数や機能は大きく違います。

塗料の種類	耐用年数	1平方メートルあたりの塗料代
アクリル塗料	3〜8年	1,000〜1,800円
ウレタン塗料	5〜10年	1,700〜2,500円
シリコン塗料	7〜15年	2,300〜3,500円
ラジカル塗料	8〜16年	2,200〜4,000円
フッ素塗料	12〜20年	3,500〜4,800円
無機塗料	10〜25年	3,500〜5,500円

※塗料代は変動しやすいため参考程度にお考えください。特に近年は世界情勢などの影響で高騰傾向にあります。

アクリル塗料は安価ですが、とても耐用年数が短く長い目で見ると高くつくため取手市ではあまり採用されません。ウレタン塗料は1世代前にスタンダードだった塗料の種類ですが、ひび割れに強いため部分的にすすめられる場合もあるでしょう。

取手市でもっとも採用率が高いのはシリコン塗料で、シリコン塗料は耐用年数と費用のバランスがよく汚れやカビ・コケにも強い塗料です。同じシリコン塗料でもコストパフォーマンス重視のものもあれば、高機能で高耐候な塗料もあるため、選択肢が多いのもメリットになります。

ラジカル塗料はチョーキングに強い塗料なので、チョーキングを起こしやすい白系の塗料で塗装したい方にオススメです。フッ素塗料は長持ちする塗料の代表格で、とても防汚性に優れており、美観も維持しやすく人気があります。

無機塗料はハイクラスな塗料の代表格で何らかの塗料（シリコンやフッ素など）に無機物を配合した塗料です。とても耐久性が高く長持ちするため、メンテナンスの頻度を減らしたい方に向いています。

張り替え

外壁が耐用年数に達している場合や劣化が酷い場合は、張り替えが必要になるでしょう。費用はかかりますが、サイディング外壁を一新できるため、新築の頃のような耐久性や美しさが蘇ります。

カバー工法

カバー工法は古い外壁材の上に新しい外壁材を重ねる方法です。張り替えと違って古いサイディングを撤去せず、処分費用もほとんどかからないため、張り替えより費用を抑えられます。また外壁の層が分厚くなるため、断熱効果や防音効果も高まるでしょう。カバー工法が採用できるかは外壁の状態やサイディングの種類にもよります。

サイディング外壁の劣化が気になるなら、まずは「石井建装」にご相談を

サイディング外壁は防火性や耐候性に優れ、多くの住宅で採用されていますが、放っておくと紫外線や雨風などの影響で色褪せやチョーキング、ひび割れなどの症状が現れます。

こうした劣化が進むと、雨水が外壁内部に侵入して腐食を招き、雨漏りやカビの発生といった深刻なトラブルへと発展する恐れがあります。特に反りや浮きが見られるようになった場合は、内部の下地材にまでダメージが及んでいる可能性があり、躯体を傷めるリスクが高まります。軽度な症状であれば塗装メンテナンスや部分補修で済むことが多い一方で、外壁全体の耐用年数を超えている場合は張り替えやカバー工法が必要になるかもしれません。いずれにせよ、サイディングの劣化は自然に改善されるものではないため、できるだけ早期に対策を講じることが、住まいを長く快適に保つ秘訣といえるでしょう。

石井建装では、取手市をはじめとした地域の気候や建物事情を踏まえ、最適な塗料選びや工法の提案はもちろん、施工後のアフターフォローにも力を入れています。問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、ショールームへの来店など、さまざまな方法でお気軽にご相談いただけます。住まいの外壁をしっかり守るためにも、早期の点検とメンテナンスをぜひご検討ください。