危険信号!軒天の雨漏りを見逃さないためのチェックポイント
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代表取締役の石井です!
軒天(のきてん)は屋根の下部に位置しており、建物の外観を整える重要な部分です。雨漏りが発生すると、見た目だけでなく住宅全体に深刻な影響をおよぼすことがあります。
💬「雨漏りしている気がするけど、どこで発生しているのかよくわからない」
💬「軒天って今まで意識したことがなかったけど、雨漏りがおきたら危険場所なの?」
軒天の状態や雨漏りについて不安を感じているならば、ぜひ今回のお役立ちコラムを最後まで読んでください。チェックすべきポイントがわかれば、軒天の雨漏りを早期に発見でき、事態が悪化する前に対処が叶います。
目次
そもそも軒天とは?どんな役割がある?
軒天とは、屋根の外壁から突き出ている部分である「軒」の裏側、つまり地上から見える屋根の裏側の部分です。軒天という名前以外にも、軒天井、軒裏天井、上げ裏とも呼ばれることがあります。
普段は目立たず、意識することもない部分かもしれませんが、軒天があることによって住宅での安心快適な暮らしが成り立っているのです。だからこそ、雨漏りがおきると住宅にも大きな影響を与えることにつながります。
軒天には以下のような役割があります。
- 火災の延焼防止
- 美観の向上
- 屋根裏の換気
- 雨水の排水
- 建物の保護
火災の延焼防止
火災が発生した際、軒天があることで炎が直接屋根に達するのを防ぎ、火の広がりをおさえられます。軒天には、ケイカル板などの不燃材が使用されることもあるため、建材によっても延焼防止が可能です。万が一火災が発生した場合でも、火が屋根に燃え移るのを防ぐことができるのは嬉しい機能ですよね。
軒天自体の構造と使用する建材によって、火災に備えたダブルの効果を発揮しているのです!軒天が機能しているおかげで安全が確保されるとともに、火災による住宅の損傷を最小限におさえることが可能です。
美観の向上
ぜひ、マイホームの軒天を見上げてみてください。軒天のデザインは多様であり、伝統的な和風建築からモダンなスタイルまでさまざまな選択肢があります。たとえば、木目調の仕上げや色合いを選ぶことで、温かみのある印象を与えることができます。一から住宅を建てた方は、軒天のデザインにもこだわっているかもしれませんね。軒天のデザインや材質の選択によって、住宅全体の美しさや調和を高めることができるのです。
屋根裏の換気
軒天は、屋根裏の換気をする役割も担っています。屋根裏は湿気がこもりやすい場所であり、適切な換気がおこなわれないと結露やカビの発生、建材の劣化を引きおこすリスクがでてきます。
軒天には換気口が設けられているのですが、ここで湿気を外に排出して屋根裏の環境を改善しているのです。とくに、夏場は屋根裏が高温になりやすいですが、軒天の換気口を通じて外気をとり入れることで温度低下が期待できます。
また、屋根裏の換気を適切におこなうことで、屋根や建材の耐久性の向上も叶います。湿気や熱がこもることを防ぐことで、屋根の劣化をおさえて長持ちさせることができるのです。
雨水の排水
軒天は、屋根から流れ落ちる雨水を適切に排水するためにも有効な構造になっています。軒天があることで雨水が外壁や基礎に直接当たるのを防いでいるのです。
建物の保護
軒天は、雨水や雪、風から建物を守る役割も果たしています。屋根には垂木や野地板といった下地部分があるのですが、軒天で蓋をするように隠すことで守っているのです。近年では、軒天ボードと呼ばれる板材で軒天を仕上げることが多くなりました。かつての建物には、軒天をつけずに軒裏が露出した状態になっているものもあります。
神社などの建物のような歴史的な建造物には軒天がなく、軒裏がむき出しになっていることがあります。こういった視点で建物を見ているのも面白いですよ。軒天がないと、屋根裏から害獣が侵入する可能性もでてきます。
軒天は、天候からの脅威だけでなく、あらゆる外部環境からのダメージから守ってくれているのです。それが住宅全体を保護することにつながっています。
なぜおきる?軒天の雨漏りのおもな原因
軒天の雨漏りがおこる原因としては、おもに3つのことが挙げられます。
- 屋根の劣化
- 施工不良
- 排水不良
屋根の劣化
築年数が経過すると、どんな建材にも経年劣化がおこり始めます。そのため、常に外部からのダメージをうけ続けている屋根材の劣化は必然です。
屋根に劣化が生じて隙間ができると、そこから雨水が侵入し、軒天での雨漏りをも引きおこしてしまうのです。雨漏りは下に流れていくため、屋根に面している軒天にも影響がでてもおかしくありません。
施工不良
初期の施工時に適切な処理がおこなわれていない場合、雨漏りのリスクが高まります。軒天はおもに、外壁と一体になっているパターンとボードを貼りつけるパターンの2種類です。外壁と一体になっている場合は、モルタルなどの塗り壁と同じ塗料で仕上げ、マンションやアパートなどの建物に多く見られます。
ボードを貼りつけるタイプは、外壁がサイディング張りなどの場合にボード(軒裏材)を設置するタイプです。一戸建て住宅の場合はボードを張りつけて軒天を仕上げる場合が多いため、設置が適切でないと施工不良がおこります。
排水不良
軒天は雨水を適切に排水させる役割ももっているため、この排水がうまくいっていないと軒天自体に水が溜まって、雨漏りの原因となります。それだけでなく、軒天が面している屋根やベランダの排水不良がおきた場合にも同様です。
ベランダ下の軒天から雨漏りした場合には、ベランダの床の防水性の低下や、排水口の詰まりが原因となって雨水が溢れていることが原因になります。
軒天の雨漏りの兆候とチェックする方法!
軒天の雨漏り兆候として兆候は3つ挙げられます。
- シミや変色
- カビの発生
- 雨音の変化
これらの兆候の有無によって、軒天の雨漏りの判断ができます。この3つの兆候を主軸として、よりくわしくチェックしていく方法も把握しておきましょう。
- 見た目の変化
- 内部の兆候
- 雨の日の様子
軒天の雨漏りチェック①見た目の変化
軒天を見上げてシミや変色がないかチェックしてみましょう。軒天にシミや変色が見られる場合は、雨水が侵入している可能性があります。とくに、白い軒天の場合では黄色や茶色のシミが目立ちやすいです。天気によって色の見え方が変わるため、チェックするときは曇っている日よりも晴れている日がおすすめです。
また、軒天にがれやひび割れが見られる場合は、その隙間から雨水が侵入する可能性があります。明らかに破損や劣化が見られる場合には放置せずに業者に相談しましょう。
軒天の雨漏りチェック②内部の兆候
軒天の内部の兆候をチェックすることも重要です。今度は室内から観察してみましょう。室内の天井にシミができている場合は、軒天からの雨漏りが原因になっているかもしれません。とくに、雨が降った後にシミが広がる場合は要注意です。
カビが発生している箇所がある場合には、湿気がある、つまり雨漏りによって湿度が上がっていることも考えられます。カビは健康にも悪影響をおよぼすため、早急な対策が必要です。
軒天の雨漏りチェック③雨の日の様子
雨の日には、軒天の周りを観察して雨水の流れを確認しましょう。水が溜まっている場所や、流れが悪い箇所は雨漏りの原因となることがあります。また、雨の音にも注目してみてください。普段とは異なる雨音がする場合、雨水がどこかに漏れている可能性があります。
軒天の雨漏りに効果的な対策法
軒天の雨漏りを防ぐための方法として3つのことが挙げられます。
- 定期的な点検
- 適切なメンテナンス
- 異変があったらすぐに相談
定期的な点検
定期的な点検は、自分でおこなう目視チェックと合わせておこないましょう。年に数回、プリによる点検をうけることで、劣化や破損といった雨漏りにつながる問題を早い段階で見つけられます。
とくに、台風や大雨が多い季節の後は確認してもらうと安心です。近年では、線状降水帯で突発的な豪雨に見舞われることも増えました。突然の豪雨がきても安心して過ごせるような環境作りは、定期的な点検によって叶えられます。プロに診てもらうことで、自己判断よりも大きな安心感が得られます。
適切なメンテナンス
軒天も住宅を担う重要な建材の1つであるため、メンテナンスは欠かせません。屋根や外壁の点検、メンテナンスをおこなうタイミングで軒天にも目を向けましょう。もちろん、軒天の雨漏りにつながるベランダなどのメンテナンスも重要です。
ベランダであれば、排水口の掃除は自分でもおこなえます。日頃から雨漏りになりそうな原因を排除しておくことで、プロに依頼するメンテナンス費用の削減も叶いますよ。台風や雨の多い季節がくる前には、軒天付近の排水システムのメンテナンスやチェックをしておくと安心です。
異変があったらすぐに相談
「おかしいかも?」という異変を感じたら、すぐに業者に相談するというのも立派な対策法です。軒天は普段意識することがないかもしれませんが、ふとしたとき「こんな色だったっけ?」と異変を感じることもあります。そんなとき「気のせいだ」となかったことにするのか、業者に相談するのかでは大きな分かれ道になるのです。
また、軒天の雨漏りは軒天自体に問題があるのではなく、隣接している箇所に原因があるかもしれません。そのため、軒天の水漏れを塞げば解決できるというものではないのです。だからこそ、自己判断や自分で修理をするという選択ではなく、まずは業者に相談するという姿勢をもちましょう。
軒天の雨漏りで困ったら石井建装におまかせください!
軒天の雨漏りは、放置すると大きな問題に発展する可能性があります。普段意識していない場所だからこそ、気づくのが遅れるという可能性もあります。今回のお役立ちコラムで知っていただいたチェックポイントを、時々思い出して軒天を見上げてみてくださいね。
もし、少しでも「おかしいかも?」と感じた場合には、石井建装にご相談ください。当社では、屋根・外壁住宅診断や雨漏り調査・診断をおこなっております。経験豊富なスタッフが、散水調査や赤外線サーモグラフィーなど専門的な手法を駆使して迅速に対応します。
雨漏りは正しく原因を特定することが解決のカギです。当社では写真付きの診断報告書も作成して丁寧にご説明します。初めての方も安心しておまかせください。診断や見積書の作成は無料でおこなっております。
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