賃貸で雨漏り!まず誰に連絡?責任区分と緊急対応マニュアル

賃貸物件(マンション・アパート・一軒家)で雨漏りが発生して、どうするべきか悩んでいませんか?
持ち家ならば自分でどうにかするしかありません。しかし賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社がいるため、責任区分がどうなっているのかわからない場合もあるでしょう。
今回のお役立ちコラムでは、賃貸物件における雨漏り時の緊急対応マニュアルをテーマに、どのように対処すべきかを詳しく解説します。
【賃貸版】雨漏り時の緊急対応マニュアル

雨漏りが発生して焦ってしまう場合もあると思いますが、落ち着いて以下の手順で対処してください。
①大家さんや管理会社に連絡する
まずは大家さんや管理会社に雨漏りの状況や程度、発生時刻などを報告しましょう。雨漏りの様子を写真や動画で撮影して記録しておくと、より確実です。記録データを送信できるのであれば、送信して確認してもらうのも良いでしょう。
雨漏りによって家具や電化製品が被害を被った場合、家財保険などを利用できる可能性があるため、雨漏りだけでなく雨漏りの被害も記録してください。
雨漏りの発生時刻が深夜であったり、大家さんや管理会社に連絡がつかない時は、記録を撮ってから先に②のステップをおこない、あらためて連絡しましょう。
トラブルになったら国民生活センターに連絡
雨漏りが発生して連絡がついたのに、取り合ってくれない場合は、国民生活センターに連絡し相談しましょう。国民生活センターは各都道府県、市町村に配置されており、住まいのある地域にある国民生活センターが管轄となります。
最寄りの国民生活センターがわからない場合は、消費者ホットライン「188」に連絡し、最寄りの窓口を教えてもらうと良いでしょう。
②安全な範囲で応急処置をする
雨漏りの記録を撮った後は、安全な範囲で応急処置をしましょう。
天井からの雨漏り
天井から雨漏りが発生している場合は、水滴の落下地点にバケツや大きな鍋などを置いて受け止めましょう。中に雑巾やタオルなどを入れておくと、水が跳ねるのを防止できます。更にバケツの下にタオルや新聞紙などを引いておくと、安心です。
壁・窓からの雨漏り
壁・窓からの雨漏りが発生している場合、水滴をバケツなどで受け止めるのは難しいため、発生箇所の直下に雑巾やタオル、吸水シートなどを置いて受け止めましょう。壁や窓がじわりと濡れているだけなら、雨漏り箇所に直接貼り付けるのも1つの方法です。
窓のフレームが歪んでいる場合などは、隙間部分をガムテープや防水テープなどで埋めて雨水が浸入するのを防ぎましょう。
動かせない家具や電化製品の対処
タンスや冷蔵庫など、すぐに動かすのが難しい家具や電化製品の上にレジャーシートやゴミ袋などを被せて、腐食や故障を防ぎましょう。電化製品の場合、まずはブレーカーを落としてから作業した方が安心です。その後できれば電源を切っておきましょう。
③雨漏り修理の手配については状況次第
賃貸物件における雨漏り修理の費用をもつのは、基本的には大家さんや管理会社です。修理業者への依頼をどうすべきかも、大家さんや管理会社に相談しましょう。場合によっては自分で修理業者を手配する必要があるかもしれません。
業者を自分で手配する場合は、後述する「業者を自分で手配する必要がある場合の業者の選び方」を確認してください。
④家財に被害がでた場合は保険を確認する
家財保険に加入している場合は、雨漏りによる家財の損害が補償される可能性もあります。管理会社に相談するか、保険会社に連絡してどのように手続きをすすめればいいか確認しましょう。
雨漏り修理費用を入居者が負担するケース

以下のいずれかに当てはまる場合は、雨漏り修理費用を入居者が負担する可能性も高くなります。
入居者の過失・故意による雨漏り
入居者が賃貸物件の契約時にあるルールに背いて穴を開けたことにより、雨漏りが発生した場合は、入居者が雨漏り修理費用を負担することになるかもしれません。何かしらの重いものをぶつけて破損させてしまった場合(壁を壊したなど)も同様です。
ベランダの排水口にゴミを詰まらせてしまい、雨水が溢れて雨漏りに発展した場合も過失の扱いになるでしょう。
契約で定められている場合
契約書に「雨漏りが発生した場合、入居者が負担すること」などと書かれているのであれば、原因に問わず雨漏り修理費用は入居社が負担することになるでしょう。
雨漏りを放置して悪化した
雨漏りが発生したのに、長期間放置して悪化させてしまった場合は、雨漏り修理費用の一部を入居社が負担しなくてはならない可能性もあります。(雨漏りを長期間放置した結果、床や壁が腐食してしまった場合など)
雨漏りが酷く、引っ越しが必要になった!引っ越し費用はどうなる?
雨漏りの原因が根深く、大がかりな改修が必要になるため、引っ越ししてほしいと言われたり、雨漏りが酷すぎて生活するのが困難になったりすることもあるでしょう。雨漏りが原因で引っ越しが必要になった場合、引っ越し費用を大家さんや管理会社が負担してくれることも多くあるため、相談してみてください。
賃貸マンション・アパートの下層なのに雨漏りが発生した場合は?
賃貸マンション・アパートの下層なのに雨漏りが発生したのであれば、雨漏りではなく、上階に住む入居社の過失による漏水かもしれません。いずれにしても大家さんや管理会社に連絡する必要があります。修理費や家財の賠償については、原因となった入居者か大家さんや管理会社がもつことになるでしょう。
雨漏り修理費用の相場
雨漏り修理費用の相場は、雨漏りの程度によって異なります。軽度の雨漏りであれば1万円~10万円程度ですが、中度であれば10万円~30万円程度、重度の場合は100万円~300万円程度かかる場合もあるでしょう。
雨漏りで家財保険を利用する流れ

雨漏りで家財保険を利用する流れについて解説します。
①被害状況を記録する
まずは被害状況を写真や動画で記録しましょう。スマートフォンのカメラ機能で十分です。記録がなくとも保険利用を申請することはできますが、記録があれば申請はよりスムーズに進行するでしょう。
②保険会社に連絡する
雨漏りによって家財に被害がでたことを保険会社に連絡し、手続き方法(必要書類など)を聞きましょう。家財保険が適用されるかわからない場合は、対象になるケースなのかも確認しておくことをオススメします。
義務ではありませんが、家財保険を利用することを大家さんや管理会社に伝えておくと良いでしょう。場合によっては、大家さんや管理会社が加入している保険によって対処する流れになるかもしれません。
③必要書類を用意し提出する
保健会社に求められた書類等を用意し、提出しましょう。書類の作成が難しい場合は管理会社などにサポートしてもらうのも1つの方法です。
④保険会社の調査・審査がおこなわれる
保険の申請をおこなうと、保険会社の調査・審査がおこなわれます。写真や動画の提出で済む場合もあれば、調査員が住まいを訪れて確認する場合もあるでしょう。
⑤審査が通れば保険の支払い額が決定する
審査が通れば、保険会社の支払い額が決定し、後日振り込まれます。申請から振り込まれるまでの期間は長くて1か月くらいです。
業者を自分で手配する必要がある場合の業者の選び方
業者を自分で手配する必要がある場合は、地元の雨漏り修理業者に直接依頼しましょう。地元の業者であれば対応も迅速であるため、よりはやく雨漏りを解決できます。地元業者を選定する上では、GoogleMapの口コミ情報や業者のホームページに掲載されている、雨漏り修理の実績などを確認しましょう。
賃貸物件の雨漏りでよくあるQ&A【石井建装】
Q1. 賃貸で雨漏りが起きたら、まず誰に連絡すればいいですか?
A. まずは大家さんや管理会社へご連絡ください。応急処置をしながら、雨漏りの状況をスマホで撮影しておくとスムーズです。石井建装でも状況に応じた応急処置やアドバイスが可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q2. 雨漏りの修理費用は誰が負担しますか?
A. 通常は建物の経年劣化などが原因の場合、大家さんや管理会社が修理費を負担します。ただし、入居者の過失や契約内容によっては自己負担となるケースもあるので、まずは契約書を確認し、管理会社と相談しましょう。詳細な状況確認は石井建装でもサポートします。
Q3. 家財が濡れてしまいました。保険で補償されますか?
A. 多くの賃貸契約では家財保険に加入されています。雨漏りによる家財の損害も補償対象となる場合が多いので、まず保険会社や管理会社に問い合わせてみましょう。被害状況は写真や動画で記録しておくと申請がスムーズです。
Q4. 管理会社につながらないときはどうしたら?
A. 連絡がつかない場合でも、まずは被害状況を記録して応急処置を進めてください。緊急時や対応に困った時は、石井建装までご連絡いただければ適切なアドバイスや応急修理を承ります。
Q5. 業者を自分で手配することになった場合、どこに頼めばいいですか?
A. 地元で実績のある業者を選ぶことをおすすめします。石井建装は地域密着で迅速対応が可能です。お見積り・現場診断も無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
Q6. 大規模な修理や引っ越しが必要になった場合は?
A. 雨漏りが原因で大規模な修理や引っ越しが必要となる場合、費用負担については管理会社や大家さんと相談しましょう。石井建装では改修工事や必要に応じたご相談にも対応しております。
他にも「こんな場合どうなる?」という疑問があれば、石井建装までご相談ください。迅速・丁寧にサポートいたします!
賃貸の雨漏りトラブルは石井建装にご相談を!緊急対応もサポート

賃貸物件で雨漏りが発生した際は、まず大家さんや管理会社へ連絡し、状況を正確に記録しておくことが大切です。修理や補償、引っ越し対応の責任区分はケースによって異なりますが、入居者自身の過失や契約内容によっては修理費負担が発生する場合もあります。
いざという時に慌てず、応急処置や保険申請まで落ち着いて対処しましょう。もし自分で業者を探すことになった場合は、信頼できる地元業者を選ぶのが安心です。
プロタイムズ取手店・プロタイムズ我孫子店・プロタイムズつくば学園店/株式会社石井建装では、賃貸の雨漏りトラブルや修理にも迅速に対応し、相談から見積り・現場診断までサポートいたします。問い合わせフォームやメール・電話でのご相談、ショールームでのご来店も大歓迎です。賃貸でも「まずは石井建装に相談」で、安心の住まいを守りましょう。
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