パナホームの外壁や塗料は特殊って本当？塗装専門業者に依頼しても大丈夫？

取手市、我孫子市、つくば市を中心に地域密着で外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理を承っております

プロタイムズ取手店・プロタイムズ我孫子店・プロタイムズつくば学園店/株式会社石井建装です！

代表取締役の石井です！

パナホームの外壁塗装を検討中なら、施工を手掛けたパナホームへの直接依頼と、塗装専門業者への依頼という選択肢があります。ただ、パナホームの外壁は特殊です。理由は「キラテックタイル」や「ハイセラコート」という独自製品を採用しているからです。独自製品なら開発して提供するパナホームに依頼するほうが安心感はあります。

ただ、一般的にパナホームのような大手ハウスメーカーは費用が高額です。その点を踏まえるとまた悩むことになるでしょう。費用や保証内容の他、施工品質の違いなど気になる点は多々あります。

また、パナホームではなく塗装専門業者に依頼する場合、なにに注意すればいいかも気になる点です。そこで今回のお役立ちコラムでは、パナホームの外壁塗装はパナホーム、それとも塗装専門業者に依頼すればいいか判断のための情報をお話しします。

▼合わせて読みたい▼
ヤマダホームズの外壁塗装の強みと弱点｜塗装専門業者との違い

パナホームとは？

パナホーム（現パナソニックホームズ）は、1959年、当時の松下電工の建材事業部で、工場生産住宅の開発からスタートしました。松下電工創業者である松下幸之助の「良家」を原点に、住まいづくりを続けています。

パナホームはパナソニックグループの技術力を活かせるのも強みの一つです。また、パナソニックの設備を割安で得られるのもメリットでしょう。その技術力は日本の風土に合っています。高い耐震性や全館空調、空気制御技術を有しているのもポイントです。外壁に関しては光触媒タイル外壁を提案できます。

パナホームの外壁塗装は、パナホームのようなハウスメーカーと塗装専門業者、どちらがいいのか悩むところです。パナホームのようなハウスメーカーと塗装専門業者、それぞれの強みや特徴についてお話しします。

パナホームは外壁に合わせたメンテナンスを提案する

パナホームは自社開発した外壁や屋根について熟知しています。そのため屋根や外壁に合わせたメンテナンスの提案ができるのです。

経年に応じたメンテナンスを提案

パナホームは経年に応じたメンテナンスを提案できます。パナホームは専用塗料やシーリング材を使った外壁塗装や屋根塗装の他、補修が可能です。既存の塗装に適した塗料を使わないと、十分な効果を発揮できないという考え方です。既存塗料への付着実験も行って、性能確認もしています。

多種多様な仕様やカラーを用意

外壁に関しては、外壁の種類や劣化だけでなく環境も考えた製品を選べるのが特徴です。タイル外壁や金属サイディングの全面増し張りにも対応できます。

他にも外装材の柄を活かしたオリジナル塗装の多色塗装や石材調塗装も可能です。

屋根に関しても、高い耐候性や遮熱性を持った塗り替えができます。その他、重ね葺きや葺き替えまで、さまざまなニーズに答えられるのが強みです。

一貫したサポート体制と長期保証の強み

パナホームでは35年の初期保証を用意しており、最長60年まで延長できます。点検とメンテナンスを途切れなく保証延長を繰り返すのが条件です。その条件を満たしたうえでの最長60年保証です。

60年長期保証延長システムでは、タイル外壁や陶器瓦使用の住まいを対象としています。そのうえで建物の構造耐力上主要部分は、35年初期保証です。雨水の侵入防止部分は、初期保証30年に設定されています。ただし、保証延長するには、パナホームによる有償メンテナンスといった条件を満たさなければなりません。

60年は長いため、部品や建材が予告なしで廃番品になることもあります。その場合、代替品による対応です。

また、パナホームが提供している住まいの中には、35年あんしん初期保証対象外の建物もあります。対象外の建物には、20年あんしん初期保証があるため安心です。構造躯体20年、防水15年で、60年長期保証延長システムも用意されています。

パナホームに限らず、大手ハウスメーカーの長期保証はメリットです。世代が代わっても長期にわたり点検やメンテナンスをしてくれます。不具合が発生するたびに、補修ができる業者を探さなくても済むのです。ただし10年ごとの延長保証のために、有償メンテナンスを求められます。そのため10年ごとに、まとまったメンテナンス費用が必要です。とくにパナホームは高額な塗料を採用されているため高い費用が求められます。

塗装専門業者による外壁塗装の強み

一方、塗装専門業者に契約をするメリットはなんでしょうか？実際のところ、パナホームのような大手ハウスメーカーは、施工を下請け業者に任せています。塗装専門業者がその役割を担っている点は押さえておきましょう。長年、施工を続けてきた塗装専門業者の強みは、屋根や外壁の塗装に関してプロフェッショナルです。幅広いニーズに対応できるだけの技術力や柔軟な対応ができます。

外壁材に特化した技術と柔軟な対応

塗装専門業者は、屋根や外壁の塗装に関する専門家です。そのため屋根や外壁の専門知識と技術力を活かした施工ができます。ハウスメーカーが下請けとして契約をするのも、塗装専門業者です。

塗料に関する専門知識も持っています。機能性を持った塗料も登場しました。汚れを防いだり、屋根や外壁に熱がこもったりしないような塗料です。周囲の環境を踏まえた、適切な塗料の提案もできます。

屋根や外壁の葺き替えも対応可能です。他にも屋根や外壁を撤去せず、新しい屋根材や外壁材を重ねる、重ね葺きや重ね張りもできます。屋根や外壁塗装は、塗料を塗るだけではありません。高圧洗浄による汚れの除去や下地の補修も求められます。塗装専門業者は、補修に関する技術力を持っているのが強みです。専門知識と技術力を持っているために、ニーズへの柔軟な対応と提案ができます。

コストパフォーマンスとカスタマイズ可能な選択肢

パナホームのような大手ハウスメーカーも、下請けの塗装専門業者を利用しています。ただ、実際の施工費用はハウスメーカーのほうが高い傾向にあるのです。理由は中間マージンが発生しているからです。

元請けであるハウスメーカー以外に、下請けの塗装専門業者に支払う施工費用がかかるためコストは高くなります。その点は相見積もりをしてもらったら、すぐに納得できるでしょう。

また、大手ハウスメーカーの場合、使用できる塗料や業者が決まっているため、柔軟性がないというデメリットがあります。塗装専門業者ならその問題がありません。自分が使用したいメーカーや機能性を持った塗料の相談も気軽にできます。カスタマイズができる柔軟性の高さは、塗装専門業者の強みになっているのです。

パナホームの外壁や塗料の注意点

パナホームは独自の外壁材を開発し、採用しています。独自の外壁材とは「キラテックタイル」と「ハイセラコート」です。塗装専門業者に依頼をする際は、パナホーム独自の外壁材の専門知識や対応できる技術力が求められます。その他、施工実績があるかどうかも重要です。キラテックタイルとハイセラコートとはどのような外壁材か、くわしくお話しします。

キラテックタイル 

キラテックタイルはパナホーム独自の光触媒タイル外壁です。光触媒により、太陽の光に当たると親水性が生まれて、水の膜が表面にできます。その膜により雨で汚れが流れ落ちる「セルフクリーニング効果」が強みです。

パナソニックホームによると、紫外線に対して60年相当の耐用年数基準をクリアしています。長期的な耐用年数による、外壁塗装の頻度が少なくなるのは大きなメリットです。基本的にキラテックタイルの外壁塗装の塗り直しは要りません。問題があるならパナホームに相談したほうがいいでしょう。

注意したいのはキラテックタイルについてよく知らない業者の存在です。キラテックタイルに「フッ素塗料」「シリコン塗料」など、一般的な塗料を提案されたら注意してください。その塗装専門業者と名乗りながら、専門知識や経験が不足している可能性もあります。キラテックタイルに合った外壁塗装でなければ、塗料の効果を発揮できないからです。

参照：文部科学省科 学技術・学術審議会 資源調査分科会

ハイセラコート

パナホームでは独自のハイセラコートという無機塗料もあります。無機塗料は紫外線への強さがメリットです。無機塗料自体が15年以上の耐用年数があるため、外壁塗装の塗り直しのサイクルを長くしたい方に適しています。紫外線に強いことは劣化しにくいというのも大きなメリットです。

ハイセラコートはキラテックタイルと同様に、適切な塗料を使わなければなりません。他の種類の塗料を使っても、弾いてしまうからです。塗料の選択肢が限られるのはデメリットでしょう。また、無機塗料自体が高額な塗料です。そのため、塗り替えるとしても一度に100万円以上費用がかかる可能性もあります。

ハイセラコートに対して塗装専門業者は「ふき取りテスト」を実施するのが特徴です。ハイセラコートは塗料の選択肢が少なく、技術力が必要という点で簡単に施工できません。施工経験も必要なため、パナホーム以外の塗装業者に依頼する際は慎重な選定が求められます。

石井建装は大手ハウスメーカーの外壁塗装や屋根塗装に対応できます

パナホームは大手ハウスメーカーらしく、屋根塗装や外壁塗装をはじめとした長期保証が魅力です。また、パナソニックグループの技術力が土台になるため、信頼性は高いといえるでしょう。

外壁に関して独自の「キラテックタイル」や「ハイセラコート」という独自開発した製品で施工しているのも特徴です。専門知識や技術力の他、経験や実績がない塗装業者だと、パナホームの塗装でミスを起こす可能性があります。キラテックやハイセラコートに合っていない塗料を塗ると、すぐにはがれるのです。

塗装できるかどうかの判断は、知識と技術力と経験を持った塗装専門業者でしか判断できません。

石井建装は茨城県にて累計施工実績1,000棟以上です。ハウスメーカーの外壁塗装や屋根塗装も手掛けてきました。相談する施主さまに対し、適切な提案ができると自負しております。

石井建装へのご相談はホームページの問い合わせフォームをご利用ください。電話やメールの他、ショールームでも気軽にご相談いただけます。