ダイフレックス　ダイヤスーパーセランフレックス

※期待耐用年数について

塗膜というのは、熱や紫外線・雨風などの劣化因子によって段階的に性能が落ちていきます。
性能が低下した塗膜は汚れの付着や変退色が発生し、表面劣化が進行するとチョーキング（白亜化）現象が発生。更に劣化が進むとひび割れ、剥離などの症状が表れます。

期待耐用年数とは、平均的な環境（地域・部材・部位の条件を除く）にて、塗膜が持つ下地保護機能が低下する迄の周期（次に改修を行うまでの標準期間）の目安を設定しています。
その為、気象条件が厳しい場所や、斜壁や天端などの部位、蓄熱性が高いボードなど、条件が厳しい面で施工された塗膜は、目安時期より早期劣化が予想されます。

ゴム状の素材である柔らかなコーキングの上に塗装された塗膜は、下地が動く事でひび割れ（クラック）が起きやすい状況になります。
ダイヤスーパーセランフレックスは、ダイヤスーパーダンセイ（建築用塗膜防水材JIS Ａ 6021）の上塗り材に適する程、優れた柔軟性を誇ります。

この特徴により、コーキング上に塗装した場合でも塗膜のひび割れリスクを緩和する事ができます。

無機の塗膜で親水性の向上により、雨水が付着した汚れを洗い流してくれます。また、静電気を帯びにくく、埃を寄せ付けない帯電性の低下を実現しました。

透湿性が高い塗料というのは、雨などの水滴を通さず、水蒸気を逃がします。この性質により熱膨れの原因である水分を効率的に排出します。(水滴・・・直径100～300μm　水蒸気・・・直径0.0004μm)

カビや藻は有機物を栄養にして育っていきます。
ダイヤスーパーセランフレックスは有機物自体が少ない為、カビや藻が繁殖しにくく、更に発生を抑える効果もあります。

発生を抑制されたカビや藻は雨が降る事で自然と流れていきます。
なかなか雨が降らないという場合は、外壁をホースなどで水洗いしていただいて大丈夫です。

これまで使用されてきた油性塗料は乾燥に時間がかかり、長い時間有害物質を発していました。
ただでさえ臭いがきついのに乾燥に時間がかかる為、体や環境に優しいとは言えません。

一方で水性塗料は臭いが少なく、乾燥時間も早いので、有害物質を発する時間も短いです。
近隣の方々へも配慮できる塗料と言えます。