色選びは住宅塗装において、成功するか失敗するかの分かれ道と言っても過言ではありません。
屋根・外壁の色は家の雰囲気を大きく左右し、一度塗ると次の塗り替えまで色の変更ができません。せっかくお金をかけて、良い業者や塗料を選んでも、色選びで失敗すると今後10年は後悔することになってしまいます。塗装はお家をキレイにするだけじゃなく、より好みの住まいに塗り替えができるチャンスです。
石井建装は累計で1,000棟以上の施工実績があります。豊富な経験があるからこそ、様々な観点からお客様の色選びをサポートいたします。
外壁塗装の色選びで
よくある失敗例…
汚れやすい色だった
思っていたイメージと違った
時間帯で見え方が変わってしまった
このような事態にならないために、色選びで成功するためのポイントをまとめました。色選びの参考にしてみてください。
目次
カラーシミュレーションを
ご活用ください!
全体の配色イメージを見るにはカラーシミュレーションが効果的です。パソコンに住宅の写真を取り込み、専用ソフトで外壁や屋根を複数のカラーパターンでシミュレーションします。
実際の外観に色を載せることで、より仕上がりに近いイメージで色を検討できると同時に、複数のカラーパターンを並べて比較することが可能です。
カラーシミュレーションは、家の外観写真1枚あれば、あとはご希望のイメージをおっしゃっていただければOK!ショールームの大画面で、一緒に色選びもできますよ!
外壁塗装・屋根塗装の
色選びのポイント
汚れやすさ・色褪せ等も考慮して
色を選びましょう!
汚れにくい色はどんな色?
汚れの目立ちにくさは汚れの色と同系色かどうかによって決まります。
汚れには様々なものがありますが、砂や土埃、煤煙、黄砂など、汚れの色のほとんどが中間色(薄茶・黄土色・薄緑系)です。
ですので、グレー系やクリーム系の外壁であれば、汚れが付着しても色が同化するため汚れがあまり目立ちません。
色褪せしにくい色はどんな色?
外壁の色は一般的に赤や青などの原色に近い鮮明な色は色褪せしやすく、クリーム系などの落ち着いた色は色褪せしにくい傾向にあります。色褪せとは、経年によって塗装直後の色相と異なってくる現象のことを言います。
色褪せの原因は、主に太陽光の紫外線によるもので、塗料に含まれる顔料が紫外線のエネルギーによって劣化することで、本来の色から色相が変化します。
お家が幹線道路(国道6号線、16号線など)沿いや、近くに川や湖(手賀沼・利根川・牛久沼など)がある場合は外壁が汚れる速度も早く見栄えが悪くなりやすいので、注意が必要です。お家の周辺環境に合わせて、カビや苔が付きにくい塗料など、塗料の性能も大事になってきます。業界最高水準の美観保持力を備えた塗料はこちら >>
色見本は大きいものを使いましょう!
色見本から色を選んで外壁に塗っていくわけですが、注意点があります。それは面積効果です。「面積効果」とは、面積が小さいものと大きいものでは色の見え方が異なる現象のことをいいます。
一般的に明るい色は小さな面積より大きな面積の方がより明度と彩度が高く、暗い色は明度が低く感じられます。
色見本で選んだ色で実際塗装してみると、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く感じてしまうため、イメージしていた色と違う仕上がりに後悔する人も多いようです。
色を決める際にはできる限り大きいサイズの色見本を使い、室内だけでなく、屋外でも確認しましょう。また、外壁に凹凸があるか、フラットに近いのか、模様によっても色の印象は変わります。塗料には艶ありと艶なしが選べる場合もあるので、そういった部分も考えて色選びをする必要があります。
最低でもA4サイズ以上の面積でチェック!
色選びの際、まずは何十種類か一緒に入った見本帳を見ることになります。
そこから候補をリストアップしていくことになりますが、塗料メーカーなどの小さい色見本で見るとどの色が良いのかわからなくなったという方も多くいらっしゃいます。
しかし、実は、色見本の色と実際に外壁に塗られた色では印象が大きくかわってきます。そのため、小さな色見本だけではなく、必ずA4サイズ以上の色見本で確認することをおすすめいたします。
例えば 、「ベージュ」と一言で言っても …
この面積で見てもなかなか違いがわかりません。
少し大きくしてみるとどうでしょうか?
先ほどと違い少し大きくする事で色の違いがわかるのではないでしょうか?
面積の大小により色の見え方が変わる事を面積効果といいます。一般的に明るい色は小さな面積より大きな面積の方がより明度と彩度が高く、暗い色は明度が低く感じられます。外壁は非常に大きな面積を塗ることになります。出来るだけ大きな色見本帳で色味を見ることをオススメします。
ちなみに、上記の4色の色味は①をベースとすると、②は①よりも黄色を強くした色味③④は①よりも青を強くした色味(少し③の方が青が強い) となっています。
ちょっと難しいな~と思った方もご安心ください!私たちがお客様のイメージをヒアリングしたうえで、良い配色をご提案致します!明るい感じ、シックでおしゃれな感じ、というご要望のイメージだけお聞かせいただければ大丈夫です!
時間帯、天気の異なる日で色を見比べましょう!
時間帯や天気によって色の見え方は変わります。
例えば、蛍光灯の下と太陽光の下では見え方が異なります。蛍光灯= 青の波長を多く含んでいるため、実際に外で見た時とのギャップが生じます。
また、晴れている日の色は全体的に明るく感じ、日の出や夕方の時間帯は太陽光が赤みを多く含むので、オレンジ色に見えます。
朝や夕方では正確な色は分からないのです。
それでもまだイメージがつかない場合、試し塗りすことも可能です。しかし、いくら試し塗りとはいっても塗料を仕入れなければなりません。高価な塗料などもありますので、費用が多少かかってしまうケースもありますのでご了承ください。
どれくらい
汚れにくいの?
実際はどんな
イメージなの?
イメージに近い実物を見てみたい!
ご希望の色味の施工物件にご案内いたします!塗装して数年後の物件見学も可能です!
また、定期点検ブログでも、施工後の状態をご覧いただくことができます!
外壁塗装の
色選びのためのマメ知識
理想とするお住まいのイメージを具体化する
いきなり色を選ぶのではなく、まずは理想とするお住まいのイメージを言語化しましょう。
実は、塗装の失敗で一番多いのが『イメージと違う』『こんなはずじゃなかった』という、自分の頭の中で描いていた色味との違いです。なぜそのような失敗が起こってしまうのかというと、何が失敗で何が成功か?明確な基準が無いことにあります。何が失敗かの把握ができないのです。
そのため、一度ご家族やご自身で理想とするイメージを言語化し、明確な基準をもっておくことをおすすめします。
近隣と調和させるか目立たせるかを決める
まずは、近隣3 ~ 4軒と一緒にお住まいの写真を撮影し、周囲の住宅の色と同調させるのか、目立たせるのかなどを話し合いましょう。ご家族で自宅周辺を歩いてみて、もしご近所に気に入った色があれば色名をご近所に聞いておくこともオススメ!
立地条件も大きく影響してきます。大通りに面しているのであれば真っ白ではなく、汚れが目立ちにくい少し濃い目の色を選択肢に入れてみることをオススメします。別荘地にある建物と住宅地にある建物、商業地に隣接した建物では、似合う色が異なります。
言葉のイメージスケール
次に、あなたはどのようなイメージのお住まいに仕上げたいですか?
好きな言葉を5つ選んでみてください。どのタイプに当てはまる言葉が多かったでしょうか。
選んだイメージの配色例
言葉のイメージスケールで選んだイメージの配色例を一部ご紹介いたします。
だいたいどんな雰囲気に仕上がるのかイメージする参考にしていただければと思います。
ナチュラル|優しさを好む
タイプにおすすめStyle
自然な/親しみやすい/穏やかな/素朴な/あたたかい/さわやかな/のどかな/くつろいだ/すがすがしい/フレッシュな
●ウォームStyle
高級感のある檜皮色(ひわだいろ・8077)のような重厚な色も外壁に練色(ねりいろ・8096)を使用することで、自然な暖かさを与えることができます。香色(こういろ・8097)も上品さと共に穏やかなイメージに仕上がります。
クラシック|伝統の良さを好む
タイプにおすすめStyle
伝統的な/風格のある/格調のある/安定感のある/上質な/重厚な/おちついた/アンティークな/フォーマルな
●フォーマルStyle
消炭色(けしずみいろ・8079)は、重厚さを与える色。薄丁字(うすりょうじ・8084)でやわらかさを与えながら、アクセントカラーに栗色(くりいろ・8076)の伝統的で優雅な色を少しだけ加え、個性を出しています。
モダン|斬新さを好む
タイプにおすすめStyle
革新的な/都会的な/人工的な/理知的な/ はっきりした/ シンプルな/ スマートな/ シャープな/ メカニックな
●シンプルStyle
ペリウィンクブルー( 9 0 0 6 )の青が少し入った爽やかな白にラピスラズリ( 9 1 0 7 )の個性的な屋根色でシンプルに仕上がります。クールグレイ( 9 0 1 2 )が都会的な上品さを感じさせます。
いかがでしたか?
家の形状などにより合う色、合わない色は出てきますが、この3パターンだけでも色を変えるだけで見た目の印象がガラリと変わることがお分かりいただけたでしょうか。
ちょっと難しいな~と思った方もご安心ください!私たちがお客様のイメージをヒアリングしたうえで、良い配色をご提案致します!明るい感じ、シックでおしゃれな感じ、というご要望のイメージだけお聞かせいただければ大丈夫です!
多彩色、ツートンカラーを選ぶポイント
塗装は塗料を単に塗るだけではなく、幾つかの色を塗り分けたり、石調仕上げのように仕上がる塗料を使用したりと一工夫するだけで、ぐっとデザイン性を高めることができます。
まとまる配色か、きわだつ配色か考える
イメージに合わせて『まとまる配色』がいいか、『きわだつ配色』がいいか判断しましょう。
色と色の組み合わせ面積比を意識する
複数の色を使用したい方は、ベースカラー(基本)・アソートカラー(調和)・アクセントカラー(変化)の3色を基本に考えるといいでしょう。男性のスーツ姿にたとえるとスーツがベース、ワイシャツがアソート、ネクタイがアクセントというイメージです。
全体の印象がベースカラーで決まります。それを補助するためにアソートカラーを用いて、さらに個性をプラスするためにアクセントカラーを用います。ベースを際立たせるための配色やベースをぼかす配色など、目的に応じてさまざまな取り合わせがあります。
ツートン・バイカラーで成功する組み合わせと塗り分け方
より個性を出したい方にオススメのバイカラー(2色使い)は大きな面積の塗り分けに効果的です。縦縞模様はクールでスタイリッシュに。横縞模様は落ち着いた穏やかな印象を与えます。
アクセント×縦縞
アクセント×横縞
また使う色味に対しても印象がガラリと変わります。
アクセント×縦縞
爽やかな組み合わせ
穏やかな組み合わせ
組み合わせる色味に応じて家を大きく見せたり、すっきり見せたり、個性的に見せる事ができます。なりたいイメージに沿って色選びをすることが大事です。
単色だけじゃない!圧倒的な高級感を演出「多彩模様塗料」
高級感などをより求める方には、単色ではなく石調仕上げのように見える多彩模様塗料「グラナートSP」などがオススメです。
全面に使用しなくてもポイントに使用したり、バイカラーの一色に使うことで、更に高級感や立体感のある仕上がりを表現できます。
モダンミュージアム
都会感覚を演出。スタイリッシュな印象を与える現代的な配色。
ヨーロピアンカントリー
欧州風を演出。親しみやすい印象を与える明るく自然な配色。
デザイン塗装で
ワンランク上のデザインに!
デザイン塗装とは…
バルコニーや幕板、窓まわりなどの限られた箇所を高級感のあるデザインで塗装することです。
パターンやカラーの組み合わせで様々なデザインを塗装することができ、環境に溶け込みながらも個性のある家を創造します。これまでにないワンランク上のデザイン提案を取り入れた「デザイン塗装」で理想の家づくりが実現可能です。
デザイン塗装には下の4つの工法があります。
グラデーション・コートプロ
立体的で自然な仕上がりにするグラデーション・コートプロ。当店は、茨城県唯一の認定施工店です。
【レンブラント】マルチカラー工法
色×柄の組み合わせで、デザイン性の高い塗装を実現。
2色塗装・3色塗装で、表現の幅をグッと広げます。
【レンブラント】グラナート工法
天然石彫の高級感あふれる素材感が印象的な多彩模様塗料を使用し、気品溢れる仕上がりに。
【レンブラント】デザインシート工法
数十種類のデザイン・スタイルから、建物やお好みに合わせてご提案可能です。
いかがでしたか?
外壁塗装の色選び、こだわればこだわるだけ、思い入れのある住まい、オシャレな住まいに生まれ変わらせることができます。
いろいろとご説明しましたが、お客様からご要望をお伺いし、それを形にするのが私たちの仕事です。
願わくば、せっかくの塗り替えリフォームです。おしゃれで、素敵なお住まいに生まれ変わるお手伝いをさせていただければ幸いです。
色選びについて、もちろんそれ以外のことも、お気軽にご相談下さいね!
お見積り
外壁塗装・屋根塗装のお見積りは
『完全無料』です!
お住まいの塗装工事、屋根工事は、決して安くないお買い物です。
- どんな工事が必要か、一度、プロに見てほしい
- 相見積りだけど話を聞いてみたい
- 見積りを見てから、じっくり考えたい
どんな些細なことでも結構ですので、気になること分からないことがあればご遠慮なくお問い合わせください。無理に契約を迫ったり、しつこい営業は絶対にしませんので、どうぞご安心ください。