【外壁塗装建設業許可】500万円以上の塗装工事には必須です!違反業者も存在するから要注意

取手市、我孫子市、つくば市を中心に地域密着で外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理を承っております
プロタイムズ取手店・プロタイムズ我孫子店・プロタイムズつくば学園店/株式会社石井建装です!
代表取締役の石井です!
500万円以上の外壁塗装をする施工者には、建設業許可が求められます。建設業許可は建設業法第3条として、法律にも定められているルールです。
一般戸建ての外壁塗装では、施工面積が広くてハイグレード塗料などを使用しても500万円以上はあまりありません。ただし、屋根葺き替えや外壁の張り替えを同時に行う大規模工事なら近くなることもあります。マンションを対象とした大規模リフォームでもあり得るでしょう。
そこで今回のお役立ちコラムでは、外壁塗装建設業許可についてくわしくお話しします。
建設業許可がないと違法になる可能性も
建設業許可は建設業法3条のことです。建設業を営もうとする方は「軽微な建設工事のみを請け負う場合」を除き、建設業許可を受けなければなりません。
軽微な建設工事は「工事1件の請負代金の額が、建築一式工事以外の建設工事の場合には500万円未満」です。「建築一式工事」だと1,500万円未満か延べ面積150平方メートル未満の木造住宅の工事をいいます。
営業する業種ごとに取得が必要
建設業許可は28の業種ごとに行われます。営業する業種ごとに、取得が必要です。同時に2つ以上の業種の許可を受けられます。すでに持っている許可業種に業種を追加すること自体は認められているのです。また、ある許可業種の許可を受けていても、他の業種の工事を請け負う場合、許可を受けていないとできません。
建設業許可は28業種に分類されているのですが、土木工事や建築工事業、ガラス工事業や舗装工事業など多岐に渡ります。その中に塗装工事業や防水工事業などが含まれているのです。
また、有効期間も決められています。建設業許可は5年間有効です。5年を過ぎると更新しなければなりません。「5年前は建設業許可を持っていたが現在はない」というケースもあるため注意が必要です。
建設業許可が必要な理由

建設業許可がなくても、大規模な施工に対応できる業者は存在するかもしれません。なぜ建設業許可という法律で規定が必要なのかには理由もあります。
建設業法の目的は「建設業を営む者の資質向上」や「建設工事の請負契約の適正化」などです。「建設工事の適正な施工の確保と発注者の保護」「建設業の健全な発達を促進」するために昭和24年5月24日に交付されました。
許可の要件は以下の通りです。
- 経営能力
- 財産的基礎
- 業種ごとの技術力
- 誠実性
欠格要件は以下の通りです。
- 許可取り消しから一定期間が経過していない
- 刑に処されてから一定期間が経過していない
- 法人でその役員が欠格要件に該当する
などがあります。
建設業許可を得るための要件について
建設業許可の要件は4点から構成されています。それぞれの要件についてくわしくお話しします。
経営能力
建設業は一つずつの注文生産と解釈できます。1つの工事を受注するごとに、工事内容に応じた資金調達や資材購入が必要です。他にも技術者や労働者の配置や下請負人の選定と下請契約の締結を求められます。
工事が完了するまで、内容に応じた適切な施工管理も必要です。経営能力があると認められない業者だと、適切な施工について不安が付きまといます。
財産的基礎
500万円以上という大きな金額が動く工事をするには、請け負う側もお金がかかります。適切に施工するには、ある程度の資金力が必要です。資材の購入や労働者の募集の他、機械器具の購入など準備資金が求められます。
適切な営業活動や、建設工事を適切に施工するには営業に関する資金が必要です。そのため、請負契約を履行できるだけの財産的な基礎や金銭的信用が求められます。
技術力
業種ごとの技術力も求められます。建設業の営業の中心となるのは各営業所です。建設工事に関して、請負契約の適正な締結や履行を確保しなければなりません。
各営業所で営業しようとする建設工事では、技術者の設置が必要です。業種ごとの技術力を確保するために、営業所専任技術者が常時、営業所に勤務していることを求められます。
誠実性
建設業の営業は注文生産です。取引がスタートして完了するまでの期間は長くなります。そのため、前払いのような金銭の授受が慣習化している現状です。前払いでは「信用」が前提となります。請負契約の締結や履行で、不正や不誠実な行為をするような者に対し営業が認められないのは当然です。そのため、適格性が必要です。
このように建設業許可を得るには相応のハードルがあります。その他、暴力団排除等の欠格要件もあります。
建設業許可がない業者に塗装工事を依頼するリスクとは?

建設業許可はあくまで500万円以上の工事で「業者」に関係する法律です。ただし、施主側も注意しなければなりません。建設業許可を受けている業者は、社会的な信頼性が高いといえるのです。
外壁塗装の場合、建設業許可を得ている業者は「経営能力」「財産的基礎」「業種ごとの技術力」「誠実性」が国や自治体に認められているといえます。外壁塗装業者を探している際、建設業許可を有している業者は信頼性が高いといえるでしょう。
もちろん建設業許可を得ていなくても、誠実に営業している外壁塗装業者は多数存在します。ただ、信頼性の高さを優先順位に考えるなら、500万円以下の塗装工事でも、建設業許可のある業者を条件に加えたほうがいいでしょう。悪質業者対策としても有効な判断基準といえます。ここからは、悪質業者についてくわしくお話しします。
施工品質のリスク
建設業許可は一定の技術力や経営基盤を持った業者だけが得られるものです。無許可で悪質業者の場合、塗装工事に関する専門知識や技術力を持っていない可能性があります。施工品質の低い工事になるリスクがあるのです。
よくあるのは手抜き工事でしょう。外壁塗装の工程管理や材料の選定がいい加減な場合、施工不良につながります。塗装工事では外壁でも屋根でも一般的に、下塗り・中塗り・上塗りの3工程が基本です。
悪質業者は工程管理も雑に行い、下塗りを行わず、上塗りだけで済ます場合があります。塗料の節約のため、過剰に薄くして塗布する方法もあるのです。ケレンと呼ばれる、下地処理もいい加減、汚れの除去もしなければ確実に施工不良が発生します。
外壁塗装は2年程度ではがれてもおかしくありません。ひび割れも発生すれば塗装工事のやり直しです。
保証がないため施工不良でも泣き寝入り
建設業許可の多くは責任を持って保証を用意しています。万が一、施工不良が出ても保証によって施工をやり直してもらえるのです。悪質業者はまず保証がありません。
「保証はある」といっても口約束のケースが多数あるのです。保証書を作成してほしいといっても「作成します」というだけで終わります。施工完了後、施工不良が出ても保証書がないと対応してもらえません。裁判沙汰になっても、口約束だけなら不利になるだけです。結果、泣き寝入りになる可能性が高くなります。
高額請求
高額請求のリスクも付きまといます。悪質業者は見積もりの段階だと安い金額を提示するのです。工事がはじまってから、追加工事を言い出します。
外壁塗装工事では多くの場合、施工前に調査をするものです。死角もあるために、完全ではありませんが、誠実な業者なら問題点を洗い出して説明してくれます。追加費用のリスクも説明してくれて、その場合の金額もある程度は伝えてくれるものです。追加工事の可能性があれば合意の確認も行います。
悪質業者はしません。不要な工事でも契約を結ぼうとします。耐震工事やシロアリなど、さまざまな工事の提案です。積み重なると、最初80万円だった施工費が200万円、300万円と跳ね上がります。
スーパーサラリーマン清水事件

令和7年スーパーサラリーマン清水という人物が逮捕されました。東京や千葉などの住まいで、国や自治体の許可を受けずに500万円以上の屋根工事をしていたというものです。建設業法違反が逮捕の理由でした。
塗装業に関する悪質業者の典型例といえます。このような悪質業者の罠に引っかからないように、施主側も慎重に施工業者を選ばなければなりません。以下は建設業許可を確認できる媒体です。
外壁塗装専門業者の自社ホームページ各都道府県の建設業許可業者名簿国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システム |
選択条件の1つに「建設業許可を得ている」ことも入れておいてもいいでしょう。
参照:FNNプライムオンライン スーパーサラリーマン清水”建設業法違反の疑いで再逮捕…No2も新たに逮捕 違法リフォーム会社「清水会」約5年で100億円超売上か SNSで豪遊“自慢”でメンバー集め
建設業許可のある塗装会社を選んで安心の外壁塗装を!石井建装なら信頼性も万全です

外壁塗装を依頼する際、金額や施工内容だけでなく、業者が「建設業許可」を取得しているかどうかを確認することは非常に重要です。とくに500万円以上の塗装工事では法律で許可取得が義務付けられており、無許可業者に依頼すると施工不良・保証なし・高額請求といった重大なトラブルを招くリスクも。許可を取得している業者は、経営・財務・技術・誠実性の4つの要件を満たし、国や自治体から正式に認められた存在です。
プロタイムズ取手店・プロタイムズ我孫子店・プロタイムズつくば学園店/株式会社石井建装では、建設業許可を取得し、安心・安全な外壁塗装と屋根塗装をご提供しています。さらに、詳細で明確な見積書の作成、施工後の保証書発行、事前調査から完了報告まで一貫して誠実に対応いたします。
「信頼できる塗装業者を選びたい」「悪質業者に騙されたくない」とお考えの方は、建設業許可取得業者である石井建装にまずご相談ください。
お問い合わせは【フォーム・メール・電話・ショールーム来店】のいずれでも可能です。確かな資格と実績をもとに、住まいにふさわしい塗装をご提案いたします。
コメント