錆止め塗料とは?早めのメンテナンスでサビの拡大を防ぎましょう!
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プロタイムズ取手店・プロタイムズ我孫子店・プロタイムズつくば学園店/株式会社石井建装です!
代表取締役の石井です!
ご自宅のバルコニーや鉄骨の階段など、錆びている部分はありませんか?
鉄の上に塗った塗料が剥がれると、内部の鉄素材にサビが発生します。サビは一度発生するとどんどん拡大していくので、そうなる前に早めのメンテナンスが必要です。
すでにサビが発生しているというかたも、サビはないけど鉄部の塗膜がはがれるなど劣化しているというかたも、一度錆止め塗料を使った塗り替え工事を検討してみることをおすすめします。
今回のお役立ちコラムでは、錆止め塗料に関して基本的な知識についてお話しします。お客様が最低限の知識を持っていれば、工事の失敗を防げるだけでなく悪質な手口で塗り替え工事を失敗させる悪徳業者からも身を守れます。
ぜひご一読ください。
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目次
錆止め塗料とは?
まずは、錆止め塗料の基本的な知識を以下の順にお話しします。
- 概要
- おもな成分と色
錆止め塗料の概要
錆止め塗料は、その名のとおり金属の腐食を防ぎサビを止める機能を持つ塗料です。防錆(ぼうせい)塗料、防銹(ぼうしゅう)塗料ともいいます。
塗装面に強い皮膜をはり、塩分や水分、酸素を遮断・除去することでサビを防ぐ効果を発揮します。
耐用年数は短いものがほとんどで、一般的な環境下で10年、厳しい環境下で5年、さらに早いもので約3年です。そのため錆止め塗料で下塗りしたあとは、耐候性の高い塗料で中塗り・上塗りが欠かせません。
錆止め塗料は下塗り塗料として使われるのが一般的です。
錆止め塗料のおもな成分と色
おもな成分 | 顔料・樹脂・溶剤・添加物など |
カラーバリエーション | 赤茶色系が多いその他、白・グレー・青・緑 |
かつての錆止め塗料は、鉛系が主流でした。そのため、原料の鉛色(赤系)が多い傾向にあります。
近年では環境問題に配慮した鉛・クロムフリー錆止め塗料が主流になり、カラーバリエーションも増えてきました。
色を選ぶ際は、仕上げ塗料の色との相性にも注意が必要です。
錆止め塗料の必要性と効果
錆止め塗料のおおまかな概要がわかったところで、必要性や効果についても見ていきましょう。
錆止め塗料の必要性
塗装された鉄の塗膜がはがれると、鉄部分にサビが発生します。
サビは一度発生するとさらに拡大し、そのまま進行すると鉄骨が腐食し強度が著しく低下します。
鉄の腐食を放置しておくと、踏み板や階段が落下、柱が折れるなどといった大きな事故につながる危険性があるのです。
鉄が錆びるのは、雨水や酸素と接触することでイオン化するのが原因です。先に紫外線や雨などにより上に塗られた塗膜が劣化し、次に中の鉄が錆びてしまいます。屋外に設置された鉄骨の階段やバルコニーの手すりなどは、常に雨水や紫外線にさらされているためとくに劣化が早い部位です。
また、サビが発生する湿度は60%とされています。日本の湿度は平均60%〜70%なので、鉄骨や鉄の部位を長く維持するには、錆止め塗料を利用した適切なメンテナンスが必要です。
錆止め塗料の効果
錆止め塗料には金属の腐食を防ぐ効果のほかに、素地との密着効果を高める効果があります。そのため下地に錆止め塗料を塗ると、上塗り塗料の持ちがよくなるのがメリットです。
また他の錆止め施工にくらべて、錆止め塗料の施工は手軽におこなえます。錆止め塗料単体ではザラつきなどがありますが、上塗り塗料を塗ることで美しく仕上げられるのも大きな特長です。
錆止め塗装は、美観性、実用性、経済性に優れた施工だといえます。
錆止め塗料の種類
錆止め塗料の種類は、大きく分けると油性系とエポキシ系の2種で、油性はさらに2種類に分けられます。油性系(1種)と合成樹脂系(2種)というのは、JIS規格による分類です。
JIS規格はJapanese Industrial Standardsの略で、日本の産業製品の規格を定めた国家規格です。
それぞれのメリットとデメリットについては、下の表をご参照ください。
錆止め塗料の種類 | メリットとデメリット | |
油性系 | 油性系(1種) | メリット:防錆性と密着性が高いデメリット:乾燥に時間がかかる |
合成樹脂系(2種) | メリット:乾燥が早く、仕上がりが良いデメリット:油性系(1種)より防錆性が若干弱い | |
エポキシ樹脂系 | エポキシ樹脂系 | メリット:防錆効果が高く、耐久性・付着性に優れる素地を補強する効果もあるデメリット:紫外線に弱い |
油性系(1種)は塗膜が厚いので、防錆性に優れているのが特長です。
合成樹脂系(2種)はおもに、アクリルやウレタンなどの樹脂系塗料に防錆機能を付加したものです。
エポキシ樹脂系はエポキシ樹脂に錆止め顔料が入っているもので、塗替えや新築工事で最も多く利用されている錆止め塗料です。
酸素・水分の透過性が低く、サビを発生させにくい特長があります。その他、素地の内部に浸透し補強する効果もあります。
錆止め塗料のさまざまな機能
錆止め塗料はひとくちに錆止めといっても、細かく分けると機能に違いがあります。
最も一般的なのは、塗装部分に皮膜を貼って水分や塩分などサビの原因になる成分を遮断するタイプです。
ほかには赤サビを黒サビに転換してサビを食い止めるものや、塩分と鉄イオンを封じ込めてサビさせないよう無害化するものもあります。
さらに、サビが発生するときに流れる腐食電流を元から断つことで発生を抑えるものまで、さまざまな機能により錆止め効果を生んでいます。
これらの機能が違う錆止め塗料は、併用して使うことも可能です。
錆止め塗装の手順
錆止め塗装の手順は以下の通りです。
①下地処理
劣化した塗膜やサビが出ているところを皮スキや金ブラシ、サンドペーパーなどで削る。(ケレン作業)
素材の中まで入り込み落としきれないサビには、サビ還元剤(赤錆から黒錆びに転換)で補修する。
②養生する
塗装しない場所に塗料が付着しないように、養生シートをはってマスキングします。
③下塗り
錆止め塗料で下塗りします。
④中塗り・上塗り
錆止め塗料に合った塗料で中塗り、上塗りをします。
錆止め塗料を塗る前には、ケレン作業が欠かせません。ケレンとは、塗布面のサビや汚れ、古い塗膜を取り除く作業です。はがれかけの塗膜やサビの上から塗装すると、サビの進行が止まらず塗料がはがれやすくなるためです。
また穴が開いてしまった鉄部には、塗装での補修ができません。まずは溶接補修をしてからの塗装になります。
錆止め塗装で塗り替えた部分を再塗装するタイミングは?なぜ必要?どうやって?
錆止め塗装の再塗装は、金属構造物の保護と長寿命化に不可欠です。この章では、錆止め塗装の再塗装に関する重要な要素についてくわしくお話ししていきたいと思います。
具体的には、再塗装の最適なタイミング、その必要性、そして効果的な施工方法について詳細を提供します。
- 再塗装のタイミング:上塗り塗料の劣化が見られた時、なぜ早めの再塗装が推奨されるのか。
- 再塗装の必要性:上塗り塗料の劣化が錆止め塗料に与える影響と、その再塗装がなぜ重要なのか。
- 再塗装の方法:前回の塗装の劣化状態に基づいて、どのようにして効果的に再塗装を行うか。
この章を通じて、錆止め塗装の適切な管理と維持方法についての理解を深め、金属構造物を長期にわたり保護する手法を学びましょう。
錆止め塗装の再塗装「WHEN」いつやるべきか?
錆止め塗装の再塗装は、おもに上塗りしている塗料の劣化症状が現れた際に必要となります。
上塗り塗料が劣化すると、下塗りに用いられている錆止め塗料もその効果を失い始めます。そのため、塗料の剥がれや色褪せ、亀裂などの兆候が見られたら、錆の再発を防ぐためにも再塗装を計画しましょう。
錆止め塗料が完全に劣化する前に再塗装を行うことで、構造の長期的な保護を確実にします。次回の塗り替え工事のタイミングで、錆止め塗料の状態を確認し、必要に応じて再塗装を行うことが効果的です。
錆止め塗装の再塗装「WHY」なぜ必要なのか?
錆止め塗装の再塗装は、金属部分を長期にわたって錆から保護するために欠かせないリフォーム工事です。
上塗りされた塗料が時間とともに劣化し始めると、その下にある錆止め塗料の防錆能力にも大きな影響を及ぼします。劣化した上塗り塗料は水分や酸素が金属表面に到達しやすくなり、錆の進行を早めることにつながります。
したがって、再塗装は単に美観を保つためだけでなく、金属の構造的完全性を維持し、高額な修理や交換を避けるためにも不可欠です。再塗装を通じて、持続的な保護を提供し、設備の寿命を延ばすことができるでしょう。
錆止め塗装の再塗装「HOW」どうやってやるの?
錆止め塗装の再塗装を行う際には、まず前回の塗装の劣化状態を評価します。
劣化が激しい場合、すべての塗装層を剥離(ケレン作業)してから再塗装を行うのが基本です。ケレン作業には、サビや古い塗膜を取り除くための金ブラシやサンドペーパーなどが使われます。
再塗装の施工手順は、基本的に下塗り、中塗り、上塗りの3ステップで進行します。とくに重要なのは下塗りで、ここでしっかりと錆止め塗料を塗布することが後の塗装層の密着性と耐久性を高めます。
さらに、環境に応じてトップコートやガラスコートなどの追加的な保護層を施すことも一般的です。これにより、塗装された表面の耐候性や美観を向上させることができます。
石井建装で安心を守る:錆止め塗装のプロフェッショナルサービス
錆止め塗装は、金属部分の長期保護に不可欠であり、適切なメンテナンスは設備の寿命を大幅に延ばすことができます。この記事では、錆止め塗装の重要性、適切な再塗装のタイミング、そして正しい施工方法について解説しました。
石井建装では、専門的な知識と経験を活かし、お客様の貴重な資産を錆から守るためのサポートを提供しています。
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