台風被害による屋根補修費用と失敗しない業者選び

台風被害による屋根補修費用と失敗しない業者選び

台風のあと「屋根が一部剥がれた」「雨漏りが始まった」といったトラブルは誰にでも起こり得る問題です。屋根は住まい全体を守る大切な部分ですが、台風の強風や豪雨で一気に傷みが進むこともあります。被害の程度で数万円の補修で済む場合もありますが、ダメージ次第では100万円以上かかる補修工事が必要です。

また、屋根を補修を請け負うリフォーム業者は、満足できる品質を提供するところばかりではありません。リフォーム業者選びを間違えれば、不要な工事や過剰請求をされる危険性があるのです。

そこで今回のお役立ちコラムでは、台風被害による屋根補修費用の基礎知識についてくわしくお話しします。

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目次

台風による屋根被害の主な種類と特徴

台風による屋根被害の主な種類と特徴

台風の暴風雨で、屋根が剥がれるような被害さえあります。台風によってどのような被害が起きやすいのか代表的な事例をくわしくお話しします。

台風で発生する屋根材の飛散や割れ

台風の突風は秒速30mを超えることも多々あります。自然のパワーは凄まじいもので、瓦やスレートのほか、金属屋根まで屋根材の種類は関係なく吹き飛ばす場合もあるのです。

飛散した屋根材が近隣の建物や車を傷つけると、賠償トラブルに発展するケースまで出てきます。また、表面だけの被害とは限りません。

屋根材が吹き飛ぶと、施工された防水シートや野地板のような下地がむき出しになります。すでに劣化しているだけではなく、風に煽られて物がぶつかったりすれば破れたり、めくれたりするのです。そうすると雨漏りが発生します。とくに築年数が経過した、メンテナンスを怠っていた住まいに対しては致命的なダメージです。台風をきっかけにして大きな被害が出る場合もあります。

豪雨による雨漏りや下地の腐食

台風の雨量は非常に多く、ときには川の氾濫を招いて床下浸水が発生するほどです。台風で屋根材が1枚でもめくれると、出現した隙間から大量の雨水が入り込みます。

台風が過ぎ去ったとしても、雨漏りで濡れた柱や梁のような構造躯体が一瞬で乾くことはありません。水分を大量に含んだ木材では、木材腐朽菌という菌類が繁殖します。木材腐朽菌は木材を餌にして腐らせるのです。

また、雨漏りが発生した住まいは湿度が高まります。湿度の高い状態だと、木材腐朽菌だけではなくカビの発生にもつながるのです。

断熱材も濡れると極端に性能が落ちます。雨漏りは天井や壁にシミを作るだけではありません。目に見えないところで住まい全体にダメージを与える大トラブルなのです。最悪の場合、屋根だけではなく住まい全体の修繕までする羽目になりかねません。

破損がもたらす二次被害

屋根が破損して雨漏りが発生すると、住まいだけに被害が出るわけではないのです。雨水によって天井や壁のクロスを濡らせば剥がれます。フローリングや畳も水分を含みますし、家電にかかれば故障を引き起こすのです。

電気設備の場合、ショートによって火花が散れば、火災に発展することさえあります。そのような状態だと、修繕費用は一気に高騰するのです。

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台風被害の屋根補修事例と費用目安

台風被害の屋根補修事例と費用目安

屋根補修の費用は、発生した被害の程度や屋根材の種類のほか、修理範囲で大きく変動します。ここではよくある屋根破損の事例と修理費用目安についてくわしくお話しします。

軽い被害なら数万円程度

台風の被害でも、軽いものなら数万円程度で治まります。たとえば瓦や板金が数枚破損したり飛散したりした程度なら、交換で済みますから5万円~20万円程度で済みます。

小さなひび割れなら、シーリング材という隙間を埋める材料で対処可能です。

棟板金交換

棟板金とは、スレート屋根やガルバリウム鋼板やトタンの屋根の、頂上部分に設置されている金属製の板です。頂上にあるため、屋根材の中でもとくに厳しい環境下にあると言えます。

棟板金も経年劣化によってビスや釘が緩んだり、割れたりすることも多々あるのです。金属製ですからサビも発生します。そこに台風で破損すれば交換するしかありません。棟板金の交換の費用相場は、約30万円が目安です。棟板金が劣化すると金属製なのでサビによって穴が空いたり歪んだりします。

また、棟板金は下に貫板という下地と固定する構造です。雨漏りによって貫板の交換が必要になる場合もあります。

棟瓦の修繕

瓦屋根の場合、棟板金ではなく棟瓦で構成された棟があります。役割としては棟板金と同じです。台風による影響を強く受ける場所で、飛来してきたものがぶつかればズレたり割れたりすることもあります。

棟瓦を修繕する場合、劣化の程度や棟の長さによりますが費用は約12万~25万円前後です。

漆喰の補修

瓦屋根の棟瓦や瓦の固定には漆喰が使われています。接着剤のような役割があり、防水対策として機能するものです。漆喰の耐用年数は約10〜20年ですから、定期的な補修や交換が求められます。漆喰を補修する場合、費用目安は1メートルあたり3,500円~5,500円程度です。

瓦自体の耐用年数は50年以上のものも多々あります。ただ、瓦は大丈夫でも漆喰が劣化して、割れたり剥がれたりすれば雨水の侵入口になるのです。台風とは関係なく、定期的に点検して問題があるなら早めに補修すれば安心できます。

シーリング材の交換

屋根材のつなぎ目や補修箇所のほか、天窓の枠などにはシーリング材が施工されています。シーリング材は隙間を埋めるための充填剤であり、外壁と外壁の接合部にできる目地にも施工されている材料です。

最初は弾力性もあるのですが、紫外線や雨風によって徐々に劣化します。最終的に、ひび割れや剥がれが発生して、雨漏りの侵入口になることもあるのです。シーリング補修の費用目安は、1メートルあたり1,000円〜1,500円程度になります。

足場や養生などの付帯費用

屋根工事では安全のために足場を設置します。足場代金は約1㎡あたり600〜800円となり、一般的な住宅の規模だと約15万円前後が目安です。

足場以外にも費用がかかる部分はあります。台風後すぐに本格的な補修に取りかかれない場合、ブルーシートで応急処置も必要です。破損した屋根材の処分費も発生しますから、3〜10万円ほどかかることもあります。

屋根塗装

台風で破損した部分を補修したとします。ただ、屋根全体の防水性が低下しているなら加えて屋根塗装も必要です。

屋根塗装は塗料を塗るというイメージで、ペンキと同じくデザインだけと考える方もいます。屋根でも外壁でも、塗装をするなら屋根材や外壁材を保護するためにあるのです。

塗料によって保護膜を形成し、住まい全体をコーティングすることと言えます。屋根塗装をしないと、補修した箇所は雨風や紫外線ですぐに劣化するのです。

ただ、塗料の種類で費用は大きく変動します。一般的に高価な塗料ほど、耐久性や機能性が高く長持ちする傾向です。屋根塗装の費用相場は50万円前後から100万円程度となります。また、塗装工事に必要な足場は外壁塗装でも使えるのがポイントです。屋根塗装と外壁塗装単体で行うより、足場代が一度で済むため全体のコストを抑えられます。

屋根の葺き替え

台風による被害や、一部損害でも屋根全体が経年で傷んでいるなら、部分補修や屋根塗装では対処がむずかしい場合もあります。そのようなケースでは、屋根の葺き替えが視野に入るのです。

屋根の葺き替えは高額で、約70万円〜250万円が目安となります。葺き替えはすべて一新できるのが大きなメリットです。屋根の面積が広くて、広範囲に破損があるなら、屋根の葺き替えを検討してもいいでしょう。

とくに瓦屋根の葺き替えは費用が高めです。耐震性を高めるなら、重量のある瓦屋根ではなくガルバリウム鋼板のような軽量素材に変更したほうがいい場合もあります。

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屋根修理専門業者を選ぶ際のポイント

屋根修理専門業者を選ぶ際のポイント

台風被害後は急いで屋根修理業者を決めてしまいがちですが焦りは禁物です。屋根修理専門業者を選ぶ際のポイントは以下の基準を押さえておくと、失敗のリスクを減らせます。

  • 実績と専門性
  • 見積もりは複数社で相見積もり
  • 契約書や見積書に工事内容や材料、工期や保証期間を明確に記載
  • 火災保険申請のサポートの有無

実績が豊富で台風による破損に対しての専門性を持っているなら、的確な工事を提案できます。相見積もりは、実施することで相場よりも極端な、ぼったくり価格の業者を見分ける方法です。

契約前には見積書を熟読して、不審な点や不明瞭な点があるなら担当者に質問します。答えをはぐらかしたり、納得できない説明だったりするなら契約は結ばないほうがいいでしょう。以下は悪質業者による実際の被害事例です。

参照:独立行政法人 国民生活センター 屋根工事の点検商法のトラブルが増えています-典型的な勧誘トークを知っておくことで防げます!-

石井建装に相談して台風後も安心!屋根補修費用と信頼できる業者選びのポイント

石井建装に相談して台風後も安心!屋根補修費用と信頼できる業者選びのポイント

台風被害による屋根補修は、軽度の瓦や板金の修繕であれば数万円、棟板金や棟瓦の交換なら数十万円、屋根全体の葺き替えでは100万円を超える場合もあります。さらに、足場やブルーシートでの応急処置、屋根塗装などの付帯工事を含めると費用は大きく変動します。そのため、被害の程度に応じた適切な工事選定と、見積内容の正確な比較が不可欠です。

ただし、焦って業者を決めてしまうと、不要な工事や不明瞭な追加費用を請求されるリスクもあります。実績のある専門業者を選び、相見積もりで相場を把握すること、契約書や保証内容が明記されているかを必ず確認することが大切です。また、火災保険の申請に対応できる業者であれば、修理費用の自己負担を抑えられる可能性もあります。

石井建装では、台風被害後の屋根点検から見積・補修・火災保険申請サポートまで一貫対応しています。明確な見積と丁寧な説明を徹底し、お客様が納得したうえで工事を進められる体制を整えています。急を要する屋根修理だからこそ、信頼できる業者選びが安心と費用削減のカギとなります。

台風後の屋根補修に不安を感じている方は、問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、またはショールームへの来店で、ぜひ石井建装にご相談ください。専門スタッフが迅速かつ的確にサポートいたします。

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