ポータルと直請けの違い|手数料・責任範囲・追加工事の現実

外壁塗装を検討する際に
- 「ポータルサイト経由で見積もりを取るべきか」
- 「地元業者へ直接依頼した方がいいか」
で迷う方もいます。どちらもメリットとデメリットがあるため、どちらが正解とはいえません。ただし違いを理解しておけば、自身に合う選択ができます。
今回のお役立ちコラムでは、外壁塗装ポータルサイトの仕組みと使い方を中立的に解説しつつ、直請け施工の特徴や活用のコツもお話しします。
外壁塗装のポータルサイトとは業者の一括見積もりサービスのこと!仕組み・使い方の流れとは?

外壁塗装のポータルサイトとは、複数の施工業者を一括で比較できるオンラインサービスです。利用者は建物の所在地や築年数などを入力するだけで、条件に合った施工業者を数社マッチングしてもらえます。サイト運営会社は、ユーザーと業者をつなぐ“仲介役”の立場です。
ポータル利用の流れと手数料の仕組み
多くのポータルでは「登録→現地調査→見積比較→成約」の順で進みます。利用者は無料ですが、施工業者は成約ごとに「紹介料」をポータルの運営元に支払うのが一般的です。業者によっては、広告料の全額または一部を顧客の見積もりに転嫁するケースもあります。
ポータルで依頼して失敗したと感じる方もいる
ポータル経由で依頼した方の中には「安さだけで契約したものの、工事内容を変更され追加費用が発生して高くついた」というケースも見受けられます。価格だけでなく「誰が作業してくれるのか」を意識することが大切です。
ポータル経由と直請けの最大の違いは「責任と距離感」!両者を比較しよう!
ポータル経由と直請けの最大の違いは、責任の所在と担当者との距離感です。違いをみてみましょう。
ポータル:サイトの運営会社と施工店の“二重構造”
ポータル経由で申し込んだ場合、基本的に利用者は「施工店」と契約するものの、見積や保証内容を管理するのは「サイトの運営会社」であるケースも珍しくありません。その場合、万が一トラブルが起きた際に「どちらが責任を取るのか」が、曖昧になる場合があります。
中でも施工不良や工期遅延などの問題は、仲介会社を通すケースが多く、対応が遅れるパターンもあるでしょう。
直請け:施工店が責任を一貫して持つ仕組み
一方、直請け(=施工店と直接契約)では、現地調査・契約・施工・アフター点検までを一社で完結します。責任の所在が明確で、担当者と直接やり取りできる点が最大のメリットです。地域密着型の施工店の中には、トラブル発生時に即日対応する体制を整えているところもあります。
見積・保証・対応スピードの違い
ポータル経由の場合、業者間の見積フォーマットが統一されるため比較はしやすい一方で、現地の細かな状況を反映しにくい傾向があります。たいして、直請けでは現場を熟知した担当者が直接見積を作成するため、塗料のグレードや下地の状態を踏まえた「現実的な提案」が可能です。保証の範囲や点検スケジュールも自社管理のため、対応も早いでしょう。
ポータルと直請けの費用体系も知ろう!直請けの方が安くなりやすい理由とは?

ポータルと直請けでは、費用体系も異なります。違いをみてみましょう。
ポータル紹介料は相場10~20%前後
施工店は、ポータルサイトを通じて成約が決まるたびに広告の運営元に紹介料を支払います。業者負担ですが、支払った分をすべて見積価格に上乗せされる場合だと広告料を顧客が支払う形になってしまいます。結果、ポータルでの依頼だと直請けよりも高くなってしまう場合があるのです。
直請けは中間マージン0で柔軟な提案が可能
直請けでの依頼は、基本的に広告料・中間マージンが発生しません。そのため、同じ品質の塗料でもポータル経由で依頼した場合と比べて、費用を抑えられます。仕入れコストを抑えながら施工してくれる業者に依頼すれば、さらに外壁塗装費用を抑えられるでしょう。
ポータルを活用すべきケースと直請けが向くケースをチェック!あなたはどっち?
ポータルでの依頼が向いている方もいれば、直請けでの依頼が向いている方もいます。違いをみてみましょう。
ポータルが便利なのは「相場を知りたい」「比較を簡単にしたい」方
初めて外壁塗装を検討する方にとって、ポータルは便利です。複数の見積を一度に取得できるため、塗装価格の相場感をつかむのに適しています。複数の提案を比較できるため便利です。
直請けが安心なのは「信頼できる職人と長く付き合いたい」方
一方、施工品質やアフターサービスを重視する方は直請けが安心です。地元密着型の業者であれば、施工後も定期点検や無料相談に応じてくれることが多いでしょう。さらにLINEや写真で相談できる業者も増えているため、アフターフォローの利便性を求める方にも直請けは向いています。
外壁塗装の業者選びにはコツがある!何を基準にすると良い?

ポータルサイト経由でも直請けでも、業者選びは慎重に行う必要があります。押さえておきたいコツを、2つみてみましょう。
現地調査の体制・見積書をチェック
ポータル経由で申し込んだ場合、現地調査を提携業者が行うものの見積提出は別の下請け業者が実施することも珍しくありません。この場合、調査時の情報共有が不十分だと「聞いていた施工内容と違う」「色や補修範囲が伝わっていない」などトラブルにつながることがあります。直請けであれば調査・見積もりともに、同じ業者が行うことが多いため情報共有不足の確率を下げられるでしょう。
なお、調査時には「外壁・屋根の写真撮影が丁寧か」「劣化箇所の説明が具体的か」を確認します。赤外線カメラやドローンを用いて、詳細な診断を行う業者であるほど信頼性が高いでしょう。
また、見積書に「下地補修」「足場費用」「付帯部塗装」などの項目が具体的に記載されているかも重要です。曖昧な表現が多いと、意味のない追加費用を請求される原因になるため気を付けましょう。
追加工事・変更対応の柔軟さを確認
工事中に、外壁の下地腐食やシーリングの劣化、雨漏り跡など、想定外の補修が必要になることが少なくありません。ポータルを介した契約では、業者と施主の間に運営会社が入るため、確認や承認のフローが複雑化し、対応が遅れるケースもみられます。契約前に、追加工事発生時の流れを明確にしておくと、補修が発生した際のトラブルを回避しやすいでしょう。
一方、直請け業者の場合は現場責任者がすぐに施主へ状況を共有し、写真や見積を提示してくれるためトラブルの確率は低くなります。最短で即日対応が可能です。
FAQ|外壁塗装のポータルサイトや直請けに関するよくある質問
外壁塗装ポータルや直請けに関する、よくある質問をみてみましょう。
Q.ポータル経由だと保証は誰が対応するの?
A.多くの場合は施工店ですが、ポータルの運営元が対応するケースもあります。保証の有効期限や内容は契約前に確認しましょう。
Q.地元業者と直で契約した方が安くなる?
A.中間マージンがない分、同条件なら直請けの方が安くなるでしょう。アフター点検や再塗装時の割引制度がある業者もあります。
Q.ポータルと直請け、どちらが安全?
A.初めての方はポータルで複数社を比較しても良いですが、契約は信頼できる施工店と直接結ぶのが理想です。保証・点検の継続性という面で直請けが有利でしょう。
業者選びで後悔しないために|石井建装へ直接相談して納得の塗装プランを

外壁塗装の見積もりでポータル経由か直請けか迷う方は多いですが、重要なのは「責任の所在」と「対応の速さ」を理解することです。ポータルサイトは比較には便利ですが、仲介手数料が見積に上乗せされることがあり、トラブル時の対応も二重構造のため遅れる傾向があります。
一方で、弊社石井建装のような地域密着の直請け施工店では、調査から施工、アフターまで一社完結が可能です。中間マージンがないため適正価格での提案ができ、工事中の追加対応も現場判断で即日対応可能です。信頼できる担当者と顔を合わせて相談できる安心感も大きな魅力です。初めての方も「相場を知るための比較」から「信頼して任せられる業者選び」へと一歩進めましょう。
お問い合わせはフォーム・メール・電話・ショールームでお気軽に。石井建装が最適なプランを丁寧にご提案いたします。











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