外壁の高圧洗浄で美観&耐久性アップ!DIYと業者依頼の比較

外壁の高圧洗浄を検討中の皆さま。DIYでおこなうか、それとも業者に依頼するか悩んでいませんか?今回のお役立ちコラムでは、高圧洗浄のメリットや注意点、DIYと業者の違いなどを詳しく解説します。
高圧洗浄に関する知っておきたい情報をまとめましたので、気になる方は最後まで読んでみてください。
外壁の高圧洗浄とは
外壁における高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使って外壁の表面を清掃する方法です。高圧洗浄機は手動ポンプ式のものから電動式、ガソリン式のものまで様々あります。DIYの高圧洗浄では手動ポンプ式か電動式、業者がおこなう高圧洗浄では、電動式かガソリン式が一般的です。
高圧洗浄のタイミング
高圧洗浄をおこなう理由は、外壁の汚れを落とすためとは限りません。以下の理由に1つでも当てはまるなら、高圧洗浄をおこなう必要があるでしょう。
外壁塗装をおこなう
外壁塗装をおこなう場合、下地処理の一環で高圧洗浄をおこなうのが一般的です。塗装を施す前に、汚れや古い塗膜などを剥がし、塗装の密着率を上げるために必要な工程となります。
雨樋が詰まった
雨樋が詰まり、排水機構が機能しない場合、高圧洗浄機を使って押し流すこともあります。雨樋の動作不良は外壁の劣化や雨漏りに繋がるため、雨樋の定期メンテナンスも重要です。
外壁に高圧洗浄をおこなうメリット

外壁に高圧洗浄をおこなう主なメリットは以下の通りです。いずれかに価値を感じるのであれば、高圧洗浄をおこなう価値はあるでしょう。
汚れやコケ、カビの除去
外壁・塗装の素材や塗料の種類、環境によって汚れやすさやカビ・コケの発生率はことなりますが、基本的には経年劣化や蓄積によって汚れは進行します。外壁の色がグレーやブラウンなどであれば汚れは目立ちにくくなりますが、汚れが消えたわけではないため、高圧洗浄によるメンテナンスは必要です。
汚れやコケ・カビは美観を損ねるだけでなく、外壁材や外壁塗装を劣化させる原因となります。特にカビは住まいへ悪影響を与えるだけでなく、人体にとっても有害なので注意が必要です。
色あせの軽減・美観の改善
外壁塗装や外壁材のコーティングが劣化してるのではなく、汚れによって色あせているようにみえる場合もあります。
害虫やアレルゲンの減少
コケやカビがダニや虫の温床になることもあります。アレルギーの原因となったり、害虫の発生で困っている場合は高圧洗浄をおこなうのも1つの手です。特に壁面を覆い尽くすようにコケやカビ、汚れが発生している場合は高圧洗浄をおこなった方がよいでしょう。
防水性能・遮熱機能の回復
外壁表面の目詰まりや汚れを取り除くことで、防水塗膜や撥水処理の効果がより発揮されやすくなるでしょう。また遮熱塗装は外壁が汚れてしまうと、汚れが熱を吸収してしまうため、効果が薄れてしまいます。
外壁に高圧洗浄をおこなう注意点・デメリットと対策

外壁に高圧洗浄をおこなう注意点やデメリットと、対策方法を解説します。特にDIYで高圧洗浄をおこなう場合は、覚えておくとよいでしょう。
水圧が強すぎると外壁を傷める
高圧洗浄の水圧が強すぎると外壁を傷める可能性があります。モルタルやサイディングの場合は塗膜が剥がれたり、細かいクラックが悪化する可能性もあるため注意してください。
木材の場合は、ささくれや毛羽立ちが発生する可能性もあり、金属製外壁材の場合は塗膜(コーティング)を傷つけてサビの原因になることもあります。外壁の材質や塗膜にあわせ、適切な水圧で清掃をおこないましょう。
水が内部に浸入する
外壁のひび割れやコーキングの劣化部分から、高圧洗浄時の水が染みこみ、内部の断熱材や木材を腐らせてしまう場合もあります。窓や換気口を洗浄する時も注意が必要です。外壁の劣化が著しい場合は、洗浄だけでなく部分的な補修や塗装メンテナンスも同時におこなうことをオススメします。
周囲への飛び散り・騒音
高圧洗浄をおこなうと、周囲に汚水や剥がれた塗膜片が飛び散ります。自身の住まいだけでなく、近隣の洗濯物や外壁、車などを汚してしまう可能性もありますので、事前に養生と近隣への連絡が必要です。また電動式やガソリン式の高圧洗浄機は駆動音がかなり大きく、静かな住宅地では時間帯への配慮も必要になるでしょう。
汚れやカビ・コケの根などが取り切れない場合もある
高圧洗浄だけでは表面の汚れは取れているようにみえても、汚れが残ってしまっている場合もあります。たとえばカビやコケの根が取り切れていないとすぐに再発してしまうでしょう。清掃後に防カビ剤や防藻剤を塗布した方がよいかもしれません。
安全面の配慮も必要
高所作業は転落のリスクがあるため、DIYでの高圧洗浄はオススメしません。脚立での作業は特に危険です。水圧で足場や脚立が揺れてバランスを崩す事故が多発しているため、清掃や塗装のプロに任せましょう。
電動式の高圧洗浄機を使う場合は、延長コードのつなぎ目やコンセント周辺に水しぶきがかかることで感電してしまう恐れもあります。
高圧洗浄を業者に依頼する場合の相場
高圧洗浄を業者に依頼する場合の相場は大体、1平方メートルあたり200〜500円程度です。たとえば30坪(外壁100㎡程度)なら 2万〜5万円くらいかかるでしょう。
足場が必要な場合は、別途足場設置が必要となります。強アルカリや防カビ剤など、特殊な洗剤を併用するバイオ洗浄の場合は、更に5,000円〜2万円程度かかるでしょう。
高圧洗浄と点検・修繕を同時におこなうと安心

足場を設置するほど大がかりな清掃をおこなうのであれば、外壁や屋根の点検や修繕もおこない、必要であれば塗装メンテナンスを施した方がよいかもしれません。塗装メンテナンスは美観を回復させるだけでなく、防水性や防汚性、防カビ性や防サビ性などを改善する効果も期待できるため、外壁が長持ちします。
ちなみに、業者(塗装業者・リフォーム業者など)の多くは基本的な点検だけなら無料としているため、高圧洗浄のついでに業者に相談してみるとよいでしょう。
劣化や不具合を早期発見できる
点検をおこなえば小さなひび割れ、塗膜の剥がれ、コーキングの劣化、釘の浮きなども早期に発見できます。外壁のメンテナンスは早ければ早いほど修繕費用を抑えられ、外壁も長持ちするでしょう。
雨漏りの予防になる
屋根材の割れやズレ、外壁のひびから雨水が浸入すると、内部の木材や断熱材が腐食・カビ発生の原因になります。早期に発見できれば、雨漏りを未然に防げるでしょう。
外壁が長持ちする
外壁材の種類によって耐用年数はことなりますが、多くの外壁材は定期的なメンテナンスを必要としており、放置すると予想よりも早く劣化してしまうことも珍しくありません。たとえばガルバリウム鋼板は10年~15年に1度は塗装メンテナンスをおこなう必要があり、放置するとサビが発生しやすくなります。
資産価値の維持
外観が美しく、劣化が少ない建物は、売却時や賃貸募集時の評価が高くなります。また点検の記録が詳細に残っていると、購入希望者や借主に「管理状態がよい」と安心感を与えられるでしょう。
自然災害後の被害確認になる
台風・地震・大雪の後に点検をおこなえば、被害を早く発見して二次被害を防げます。火災保険の申請が必要な場合も、点検の記録が証拠になるでしょう。
石井建装に相談して外壁を長持ちさせる!高圧洗浄で美観と耐久性を守る方法

外壁の高圧洗浄は、美観を取り戻すだけでなく、防水性や遮熱性の回復にもつながり、建物を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスです。DIYで挑戦することも可能ですが、水圧調整や安全管理が難しく、外壁材を傷めたり事故につながるリスクもあります。その点、専門の塗装業者に依頼すれば、適切な水圧と薬剤の選定でカビやコケの根まで除去し、再発防止まで考えた施工が可能です。
石井建装では、高圧洗浄を単なる清掃ではなく、外壁点検・修繕とセットでご提案しています。小さなひび割れやコーキング劣化を早期に発見できるため、雨漏り防止や修繕費用の削減にも直結。さらに点検記録を残すことで、資産価値の維持にもつながります。
「DIYでやるか、業者に任せるか」で悩んでいる方も、まずは専門家の診断を受けることが最も安心で確実な方法です。外壁洗浄から塗装メンテナンスまでトータルで相談できるのが石井建装の強みです。
外壁の高圧洗浄や点検に関するご相談は、問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、電話でのご相談、またはショールームへのご来店でお気軽にご連絡ください。あなたの住まいに最適なプランを石井建装がご提案いたします。
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